キャベッジは反撃ムードに水を差す走塁ミスとなった(C)産経新聞社 巨人は15日のオリックス戦(京セラドーム大阪)に3-8…

 

キャベッジは反撃ムードに水を差す走塁ミスとなった(C)産経新聞社

 

 巨人は15日のオリックス戦(京セラドーム大阪)に3-8と敗れ、同一カード3連敗、貯金も消滅となった。

 先発の戸郷翔征は4回に先制点をもらいながら、5回に突然、崩れた。

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 先頭から連打を浴び、無死一、三塁のピンチを招くと宗佑磨にフォークを捉えられて同点の右前適時打を許すとさらに1死一、三塁では森友哉に直球を打たれて勝ち越しの右前適時打。さらに頓宮裕真、西川龍馬にも適時打を許してこの回、打者一巡、一挙5失点と崩れた。

 5回91球を投げて、9安打5失点でKO、5敗目を喫した。

 開幕投手を務めた戸郷の不振が敗戦の大きな要因となったが、試合ではボーンヘッドも指摘された。

 5点を追う7回、トレイ・キャベッジの適時打で1点を返し、尚も一死一、二塁の好機に甲斐拓也が中堅へ適時打を放ち、1点を追加。追い上げムードが高まると思われた矢先、一走のキャベッジが二、三塁間で挟まれ、まさかの走塁死。巨人の反撃ムードに水を差す形となり、この回は結局2点止まり、オリックスは逆に8回にも平内龍太を攻めたて、2点を追加と突き放した。

 問題のシーン、7回は甲斐の打球を追う中堅手の中川圭太が一瞬ボールを見失っており、一走のキャベッジは二塁までいった後に二、三塁間で挟まれ、走塁死となった。

 相手の送球など含め、適切な状況判断ができていなかったことに、中継解説(BS朝日)を務めたオリックスOBのTー岡田氏も「これは痛いですよね、走塁ミスが流れを止めてしまうので」と、巨人にとっては痛恨のミスとなったと指摘。

 岡田氏は巨人の現状に関して「今は失策も多いので、こういったことが得点力につながっているのかな」となかなか得点力が上がらない背景にも考察を加えた。

 昨年は投手力を固め、好守でもチームの勝ち星につなげ、リーグ制覇にたどりついたチームも今季は12球団ワーストの「37」失策とほころびが目立っている。

 くしくもセ・リーグ首位の阪神でも15日の試合で佐藤輝明が本塁打と思い、確信歩きをしたところ、単打に終わったというボーンヘッドが球界では大きく注目を集めたばかり。

 チームが苦しいときだからこそ、防げるミスは防ぎたいところ。交流戦単独最下位に沈む巨人、最後の1週間で少しでも意地を見せたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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