バレーボール男子日本代表の記者会見が5日、東京都内であり、パリ・オリンピック(五輪)代表の西田有志(大阪ブルテオン)が…

 バレーボール男子日本代表の記者会見が5日、東京都内であり、パリ・オリンピック(五輪)代表の西田有志(大阪ブルテオン)が、今季は代表活動よりも、個人のトレーニングを優先する方針を改めて口にした。

 西田はパリ五輪の準々決勝イタリア戦で敗れた後、代表活動を一時休養する考えを示していた。この日の取材では、「長く世界と戦い続けたい。常にトップであり続けたい」と語り、3年後のロサンゼルス五輪を見すえた上で、自主練習に充てる期間にすると説明した。今季の代表メンバーには登録されたものの、不測の事態がない限り、ネーションズリーグや世界選手権に出場する予定はないという。

 一度代表を離れれば、宮浦健人ら同じオポジットの選手に定位置を奪われるリスクもある。「葛藤はある。宮浦さんがスタメンで出ていたら、プレッシャーもかかるだろうけど、それをはねのける努力をしたい」と話した。

 5月まで大阪ブルテオンで師弟関係にあった日本代表のロラン・ティリ新監督とは再三にわたり、今後の代表活動について話し合ったという。

 「チームを引っ張ってほしい、先頭を走ってほしいと言われてきた。そう監督が望んでくれたことがうれしかった。次(代表に)来たときに、胸を張って(先頭を走ると)言えるようにしたい」と成長を誓った。