◇国内女子◇リゾートトラストレディス 事前(28日)◇グランディ鳴門GC36(徳島)◇6585yd(パー72)前週「ブ…

初の2週連続優勝に挑む佐久間朱莉

◇国内女子◇リゾートトラストレディス 事前(28日)◇グランディ鳴門GC36(徳島)◇6585yd(パー72)

前週「ブリヂストンレディス」で今季2勝目を挙げた佐久間朱莉の世界ランキング(26日付)は81位から自己最高の69位に上がった。「前の週だったら良かったのに」と苦笑いを浮かべるのは、19日時点で「75位以内」なら今週のメジャー「全米女子オープン」に出場できたから。それが今季序盤戦でツアー初優勝と並ぶ目標だっただけに、タラれば話の一つも言いたくなる。

しかし、長いスパンで見れば、今年の全米女子オープン出場も目先のこと。より大きな目標は「オリンピックに行きたいというのがあって。ちっちゃな頃からの夢なんです」。

ジュニアだった2020年、日本ゴルフ協会(JGA)ナショナルチームのメンバーになった。コロナ禍で試合に出たのは2回ほどだったが「日の丸を背負ったこと」が強く印象に残っている。「日の丸はかっこいいじゃないですか。すごくワクワクして戦えました」。五輪はそんな刺激的な体験の究極にある。

次回の夏季五輪は2028年ロサンゼルス大会。24年パリ大会実績から見て、現実的な日本代表枠は「世界ランク15位以内」または「世界ランク各国・地域上位2人」が目安で、現在日本勢11番手の佐久間にはまだまだ遠い。早ければ2027年の米女子ツアー参戦を目指し、来年の予選会に挑戦する可能性があるが、今季は「日本ツアー年間女王」を狙うと決めた。

今大会は初の2週連続優勝に挑む。「月曜、火曜はゆっくりできたし、睡眠も取れた」と体調に問題はなさそう。初めて回るグランディ鳴門GC36のアップダウン、グリーンのアンジュレーションや重い海風を頭に入れて、天候次第で「4日間通算15アンダー」を優勝ラインに見据える。

「(ルイ・)ヴィトンのバッグが欲しいんですよねえ。新作が出て『いいな』と思ってるのがあって」。2勝目の自分へのごほうび候補を無邪気に語る裏で、真剣に着実に世界ランク上昇のシナリオを描いている。(徳島県鳴門市/加藤裕一)