【UEFAチャンピオンズリーグ】アーセナル 0-1 パリ・サンジェルマン(日本時間4月30日/エミレーツ)【映像】そこ通すか!? PSG10番の「神業ボレー弾」 パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWのウスマン・デンベレが…

【UEFAチャンピオンズリーグ】アーセナル 0-1 パリ・サンジェルマン(日本時間4月30日/エミレーツ)

【映像】そこ通すか!? PSG10番の「神業ボレー弾」

 パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWのウスマン・デンベレが圧巻の決勝ゴールを叩き込んだ。ダイレクトで振り抜いた左足のショットは、GKの手が届かない神コースへ。右のポストを叩きながらゴールネットを揺らすゴラッソにファンも騒然としている。

 PSGは日本時間4月30日にUEFAチャンピオンズリーグ準決勝1stレグでアーセナルと対戦。リーグアンで得点ランキングのトップに立つフランス代表アタッカーが、開始早々の4分に早くも結果を残した。

 自陣センターサークル付近まで下りてボールを受けたデンベレは、ターンからのドリブルで20mほどボールを運んで左サイドのFWフヴィチャ・クラヴァツヘリアに展開。そして、クラヴァツヘリアがボックス左外からドリブルで中央に侵入したタイミングで、デンベレは相手守備のギャップに入り込んだ。

 そこへクラヴァツヘリアから右足のアウトサイドでラストパス。フリーだったデンベレは、ワンバウンドする難しいボールながらダイレクトボレーで左足を一閃。これがアーセナルの守備網を縫うような低い弾道のシュートとなりゴール方向へ。最後はGKダビド・ラヤの手が届かない“神コース”を通り、右のポストに当たりながら左のゴールネットを揺らした。

 デンベレの今大会通算8ゴール目について解説を務めた戸田和幸氏は、「下りたデンベレのところが少し空いて、パリがそこから敵陣に入る。アーセナルの戻りは速いんですけども、やっぱりウイング(クラヴァツヘリア)が強烈なので、ティンバーが寄せきれませんでしたし、ライスもサポートに入ったんですけど、引き付けたところにまた顔を出したのがデンベレでしたね」と一連の流れを説明した。

 このゴラッソには世界中のサッカーファンも注目。SNS上では「なんてゴールだ」「信じられないコースを通した…」「予想外すぎる」「なんて美しいんだ」「恐るべし」「エグすぎる」「今のこの男は誰も止められないだろ」「ゼロトップになってから覚醒してる」「ダイレクトでこれは上手すぎだろ」など称賛の声で溢れた。

 なお、試合はPSGがこの虎の子の一点を守りきって敵地で勝利した。ただ、デンベレは70分に負傷交代。今シーズンここまで公式戦45試合で33ゴール・12アシストと1試合・1ゴール関与の活躍を見せる絶対的エースの状態は、PSGのホーム開催となる準決勝2ndレグ(日本時間5月8日)の行方を大きく左右しそうだ。

(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)