「関西六大学野球、大商大9-2京産大」(14日、ほっともっとフィールド神戸) 2回戦2試合が行われ、京産大に9-2で勝った大商大が連勝で勝ち点を2に伸ばした。大経大は神院大に9-5で雪辱し、1勝1敗とした。3回戦は15日に同球場で行われる…

 「関西六大学野球、大商大9-2京産大」(14日、ほっともっとフィールド神戸)

 2回戦2試合が行われ、京産大に9-2で勝った大商大が連勝で勝ち点を2に伸ばした。大経大は神院大に9-5で雪辱し、1勝1敗とした。3回戦は15日に同球場で行われる。

 2年ぶりのリーグ戦登板で大器の片りんを示した。京産大の右腕・由上慶投手(4年・関西大倉)が2年春以来となるマウンドで先発し、5回1/3を2安打3失点ながらも自己最速を1キロ更新する149キロをマークした。

 初回は三者凡退で立ち上がり、チェンジアップなどを駆使して5奪三振を記録。六回に四死球を絡めて崩れるも、中盤まで大商大打線を苦戦させた。2年時に腰の手術を受けて野手と二刀流で戦ってきたが、最高学年となって投手一本で勝負することを決意。「すごく準備をしてきたので悔しい」と肩を落とすも、能力の高さを見せつけた。

 この日は阪神など5球団のスカウトが視察。楽天・足立スカウトは「真っすぐに角度があって魅力的」と評価した。「ドラフトにかかる、そこだけを見ています」と由上。潜在能力を開花させ、プロへの道を切り開く。