「Wリーグ・プレーオフ決勝・第5戦、富士通75-60デンソー」(14日、武蔵の森総合スポーツプラザ) デンソーは60-75で敗れ、悲願の初優勝を逃した。初戦を落とした後に連勝で王手をかけてから連敗し、昨年に続く準優勝。昨季から加入した馬瓜…
「Wリーグ・プレーオフ決勝・第5戦、富士通75-60デンソー」(14日、武蔵の森総合スポーツプラザ)
デンソーは60-75で敗れ、悲願の初優勝を逃した。初戦を落とした後に連勝で王手をかけてから連敗し、昨年に続く準優勝。昨季から加入した馬瓜エブリン(29)は「チャンスはたくさん訪れるわけではない。ここぞという時につかまないと」と唇をかんだ。
3ポイント、ミドルレンジからのシュート、インサイドと縦横無尽の攻撃力を生かし、チーム最多16得点と奮闘したが及ばなかった。第2クォーター早々に3つ目のファウルを犯し、コートから下がった間に点差を広げられた。
馬瓜は自チームの木村亜美、川井麻衣らの進歩を認め、両チーム最多23得点の富士通・赤木里帆を「代表に入れた方がいい」と話すなど、周囲の成長をたたえた。その上で「自分は次、どういう動きをしたらいいかを考えます」と今後を見据えた。
大黒柱の高田真希は「チャンスはたくさんあったが、勝負どころで流れをつかみきれなかった」と悔しがり、「結果に左右されず、過程を大事に評価して次に生かしたい」と前を向いた。
ヴクサノヴィッチHC(ヘッドコーチ)は主力の故障を嘆きつつ「前半で多少点差がついても追いつけると思ったが、大事なところで富士通に決められた。フィジカルで負けた」と振り返った。