大相撲の十両・若ノ勝(常盤山)が14日、東京・江東区の高田川部屋へ出稽古に出向き、部屋の同・白鷹山と大辻、同じく出稽古に来た同・琴栄峰(佐渡ケ嶽)、夏場所(5月11日初日、東京・両国国技館)で新十両の夢道鵬(大嶽)らによる十両力士の申し合…
大相撲の十両・若ノ勝(常盤山)が14日、東京・江東区の高田川部屋へ出稽古に出向き、部屋の同・白鷹山と大辻、同じく出稽古に来た同・琴栄峰(佐渡ケ嶽)、夏場所(5月11日初日、東京・両国国技館)で新十両の夢道鵬(大嶽)らによる十両力士の申し合い稽古で36番相撲を取った。
二所ノ関一門では巡業に参加していない十両力士を中心に各部屋に集まり、連日激しい稽古が行われている。同世代のライバルたちとの稽古に「ほとんどが同世代同級生なので、負けたくないと思う。(連日30番を超える番数で)あちこち痛いが、しっかりケアをして稽古をするしかない。ここまでいい稽古ができている」と、充実した表情で話した。
この日は高田川親方(関脇・安芸乃島)からアドバイスを受ける場面もあり「おっつけの時に脇を締めるようにと教えていただいて、押しやすくなったので、それを意識してやっている。本当にありがたいです」と、部屋以外の他の親方から指導を受けられる貴重な機会を自身の成長につなげている。
新十両だった先場所は7勝8敗と負け越し。来場所は「まずは勝ち越さないといけない。勝つ時はいい内容だが、負ける時はだいたい同じ負け方で、いなされて落ちたりもした。そこが課題。意識していきたい」。15日以降も一門の力士による稽古が続く予定で、課題克服を誓った。(大西 健太)