井上の圧倒的な強さは、もはや世界が認めている(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext 現地時間4月10日(日本時間11日)、英ボクシング専門メディア『Boxing News』は、「イノウエにとって最高の勝利5選」を…

井上の圧倒的な強さは、もはや世界が認めている(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext
現地時間4月10日(日本時間11日)、英ボクシング専門メディア『Boxing News』は、「イノウエにとって最高の勝利5選」を特集。「日本の代表的な破壊者が見せた強烈なフィニッシュを厳選する」と書き始め、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が過去に戦った名勝負をランキング形式で紹介している。
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1位は、2023年7月25日に有明アリーナで行われたスティーブン・フルトン(米国)とのスーパーバンタム級初戦だ。無敗同士の大一番だが、井上が8回に左ボディから右ストレートを浴びせると、さらに追撃の左フックでダウンを奪い、最後は、猛烈なラッシュでレフェリーストップ。日本男子2人目の4階級制覇を達成した。
優秀なボクサーを次々と倒し続ける井上のパフォーマンスには、同メディアも称賛を惜しまない。その中でフルトン戦の内容に関しては、「イノウエが一方的な試合運びで圧倒した」と回想。「動き回り、派手に振る舞い、ありとあらゆるショットを繰り出し、命中させたイノウエの戦いぶりは、まさに冷酷無比だ」と記述している。
続く2位は、22年6月7日に埼玉スーパーアリーナで行われたノニト・ドネア(フィリピン)戦だ。19年11月7日の初対戦では、3-0の判定勝ちを収めている井上だが、約2年半後に行われたこの再戦は、2回TKOで圧勝。「序盤にダウンを奪取すると、第2ラウンドも叩きのめし、圧倒的な形で再戦が決着」と振り返られていた。
他にも数多くの名勝負を演じており、その戦いぶりは、日本ファンの記憶にも強く刻まれていることだろう。今回選出されたトップ5は、以下の通り。
1位 スティーブン・フルトン(米国) 23年7月25日 8回TKO
2位 ノニト・ドネア(フィリピン) 22年6月7日 2回TKO
3位 オマール・ナルバエス(アルゼンチン)14年12月30日 2回KO
4位 エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ) 19年5月18日 2回TKO
5位 ジェイミー・マクドネル(英国) 18年5月25日 1回TKO
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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