RIZINは11日、都内で、「RIZIN男祭り」(5月4日、東京ドーム)で開幕するRIZIN WORLD GPヘビー級トーナメントの組み合わせ抽選会を実施した。出場8人のうち日本勢3選手が参戦するが、上田幹雄(29)とシビサイ頌真(34)…

 RIZINは11日、都内で、「RIZIN男祭り」(5月4日、東京ドーム)で開幕するRIZIN WORLD GPヘビー級トーナメントの組み合わせ抽選会を実施した。出場8人のうち日本勢3選手が参戦するが、上田幹雄(29)とシビサイ頌真(34)がいきなり1回戦で激突することが決定。元大相撲十両貴ノ富士のスダリオ剛(27)は、ベラトール等に参戦経験のあるジョゼ・アウグスト(ブラジル)と対戦する。

 RIZINの榊原信行CEOが箱に入った8個のボールを選ぶ方式で抽選会が行われたが、出席した日本勢3人の目の前とあって「責任重大だな」と苦笑い。スダリオの相手はブラジリアンに決まり、上田の相手は決まらないまま残り2人となったが、二者択一でいきなりの日本人対決が決定した。

 両者は週4日、同じ場所で練習を重ねていたというだけに複雑そうな表情を浮かべた。上田は「なんとも言えない気持ち。今日も(午前に)一緒に練習してきた」と告白しつつ、「こうなった以上は、試合の時は(私情は)関係ない。やり合うだけ。1回戦が決勝のつもり」と闘志。シビサイも「さっきまで練習していたが、まあ勝負なんで決まった以上は全力で戦う。もう目も合わせたくないし、口も聞きたくない。隣にいる奴をぶっ倒す。以上」と戦闘モードに切り替えた。

 榊原CEOは「今回の外国人のレベルからいって、3タテ(日本人が全員1回戦負け)を食らう可能性が十分あると思っていた。プロモーター目線では、1回戦で日本人対決があった方がいいかなとは思っていた」と明かしつつ、「シビサイと上田はやりにくそうだが、そこがトーナメントでガチンコで戦う面白さ」と勝負の妙味を訴えた。

 ヘビー級トーナメントは夏に準決勝、秋に決勝が行われる予定で、優勝賞金は2000万円。また、優勝者は、大みそかに初代RIZINヘビー級王者決定戦を行う計画だという。

 ◆1回戦の組み合わせ

スダリオ剛-ジョゼ・アウグスト(ブラジル)

イズラムベック・ベクティベック・ウルー(キルギス)-アレクサンダー・ソルダトキン(ドイツ/ロシア)

マレク・サモチュク(ポーランド)-ダニエル・ジェームス(米国)

上田幹雄-シビサイ頌真

※準決勝の組み合わせは抽選で決まる