【カラバオカップ】リヴァプール1-2ニューカッスル(日本時間3月17日/ウェンブリー)【映像】イサクが超絶ボレー弾→感涙するファン 歴史を変える一撃だ。ニューカッスルのFWアレクサンダー・イサクが豪快なボレーシュートで決勝点。実に70年ぶり…

【カラバオカップ】リヴァプール1-2ニューカッスル(日本時間3月17日/ウェンブリー)

【映像】イサクが超絶ボレー弾→感涙するファン

 歴史を変える一撃だ。ニューカッスルのFWアレクサンダー・イサクが豪快なボレーシュートで決勝点。実に70年ぶりの国内カップ戦制覇をもたらした決定力にファンが脱帽している。

 日本時間3月17日、カラバオカップ決勝でニューカッスルはリヴァプールと対戦。一昨季に決勝で敗れていたニューカッスルが2ゴールで競り勝ち、クラブ史上初のカラバオカップ制覇を成し遂げた。

 決勝点となったのが、エースを張るスウェーデン代表ストライカーの一撃だ。1点リードで迎えた52分、FWハーヴィー・バーンズとのワンツーで左サイドを攻略したDFティモ・リヴラメントがクロス。ファーサイドでFWジェイコブ・マーフィーが、DFアンドリュー・ロバートソンに競り勝って頭で落とす。これを中央のイサクがダイレクトでボレーシュート。ショートバウンドにうまく合わせ、MFアレクシス・マクアリスターとDFフィルジル・ファン・ダイクの間を射抜いてネットに突き刺した。

 勝利に大きく前進する2点目にスタジアムが揺れる中、背番号14は親指を立てながらサポーターのもとへ走り、飛び跳ねながらのガッツポーズ。看板の上に立って両手を広げ、自身の存在をアピールしつつ、大歓声を全身で浴びた。そこにチームメイトが駆けつけ、雄叫びを上げながら歓喜を爆発。白と黒の縦縞が、スタジアムの雰囲気を掌握した。スタンドにはすでに嬉し涙を流すサポーターもいた。

 解説の林陵平氏は、「今の折り返しに対して、イサクは簡単ではないですよ。あのショートバウンドをゴールに収めるのは。技術的に本当に高かったですね」とコメント。さらに、リプレイ映像を見ながら「ショートバウンドでしっかりコースを狙ってますからね。いやーうまい。ショートバウンドをインフロントで上から抑えて打っているので、低い弾道でゴール方向に向かっている。あれを下から叩いてしまうと、間違いなく上に飛んでしまうので、そこらへんの技術の高さですよね」と強烈な一発の難易度の高さを語った。

 ボックス内で確実に仕留めるストライカーらしいゴールに、ファンもSNSなどで反応。「イサクこの振りでそのシュート打てんのまじでゲームみたいで」「振りが速い」「イサク止められたけどあんな体制からシュート打つのプレミアじゃハーランドしかいなかったからまじのモンスターになりつつあるな」「イサクがドンピシャすぎた」「ショートバウンドであのコースは流石すぎる」「イサクがヤバすぎる」「今日の試合でもマーフィーとイサクのホットラインは世界一やね」「最高」などと魅了されていた。

 また、リヴァプールに注目して観戦していた日本人ファンも多く、「リヴァプール守備崩壊しすぎだろ」「翻弄されまくってた」「リバポなにがあった」「CL敗退にカラバオ負け濃厚、負のスパイラルが始まった感」という声も見られた。

 ニューカッスルは90+4分に失点するも、最後までリードを守り切って2-1タイムアップ。クラブ史上初のカラバオカップ優勝を成し遂げた。また、国内タイトルの戴冠は1954-55シーズンにFAカップを制覇して以来、実に70年ぶりという快挙にもなっている。なお、リヴァプールのMF遠藤航には出番がなかった。

(ABEMA de DAZN/カラバオカップ)