バレーボールSVリーグ女子のSAGA久光スプリングスは8、9日、SAGAアリーナ(佐賀市)での群馬グリーンウイングス戦…

 バレーボールSVリーグ女子のSAGA久光スプリングスは8、9日、SAGAアリーナ(佐賀市)での群馬グリーンウイングス戦に連勝し、5位に浮上した。19歳の井上未唯奈(みいな)選手がデビューするなどリーグ終盤に向け総合力を高めている。

 8日の試合では引退を表明した大竹里歩選手(31)が今季初出場。元日本代表で昨季までチームの主将を務めたベテランらしい動きで3―1の勝利に貢献した。9日は大阪・金蘭会高から加入した井上選手が初出場。「自分が出て、ガクンと戦力が落ちるのは嫌だったので、しっかり勝てたことはうれしい。いろんな人に助けてもらった」と振り返り、9得点を挙げストレート勝ちにつなげた。身長181センチで、栄絵里香主将は「今後の日本代表に選ばれる一人と思う。手足が長く、高さでは日本でもトップクラス。どんどん経験して、もっともっと成長してほしい」と大きな期待を寄せた。

 リーグ戦で4位以内に入れば、上位8チームがトーナメントで競うチャンピオンシップの準々決勝(4月20日~)をSAGAアリーナで開催できる。3月15、16日に同アリーナである2位のNECレッドロケッツ川崎戦は重要な連戦。満員記録更新プロジェクトも企画されており、酒井新悟監督は「攻撃力の高いチームにどう対応するか。たくさんの方に来てもらい、後押ししてもらえれば」と話した。(森田博志)