◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 presented by マスターカード 最終日(9日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ…
◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 presented by マスターカード 最終日(9日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)◇7466yd(パー72)
最終18番、松山英樹は1Wショットを厄介な右ラフに突っ込んだ。池越えとなる右ピンで、力強く振り抜いたセカンドを左のガードバンカーへ。今度は左足下がりのタフなライだったが、長い横幅と傾斜を目いっぱいに活用してナイスセーブで締めくくった。
喝采を浴びても、「パーを獲れない状況ではなかったので」と表情は硬いまま。今週4日間では初のアンダーパーとなる3アンダー「69」。通算イーブンパーに戻して33位から22位に順位を上げて終えた。「(コース)コンディションの違いですね」。グリーンの硬さは健在でも、比較的ショットを止めていける状況。風も穏やかで、フィールド平均スコアは4日間で最も低い「71.431」だった。ショットの状態がそれほど悪くはないと思いつつ、伸ばせた実感は控えめになる。
まずチャンスを作ったのは3番。3Wのドローボールで池に沿って走るフェアウェイを捉え、セカンドを左手前ピンの右上4mに絡めた。神経を使う速いラインを決められず、返しも外して3パットボギーが先行した。
軽いフックの4mを沈めた5番を皮切りに3連続バーディと反撃。1Wショットを深い右ラフに入れた後半11番のボギーも、3Wで2オンに成功した12番(パー5)からの2連続バーディで取り返した。
セカンド地点で待つ間にもパッティングの構えや腕の動きをチェックするシーンから、課題意識がにじんだ。慣れ親しんだクランクネックのピン型を今季初めて投入した試合。最終日はエースパターの“ゲーマー”に替えた。スピードのある難グリーンでバーディパットを決めても、「いいストロークができてないんで」と首を振る。
通算35アンダーのツアー新記録で優勝した1月の開幕戦「ザ・セントリー」を含め、ここまで出場した6試合はセンターシャフトのパターで戦ってきた。結果を求めると同時に打ち方もブラッシュアップしてきたが、「最初から、またやればいいかなと思います」。高みを目指す思考は止めず、連戦で第5のメジャー「ザ・プレーヤーズ選手権」(フロリダ州TPCソーグラス)に臨む。(フロリダ州オーランド/亀山泰宏)