日本サッカー協会(JFA)は23日、2025年度の第1回理事会を開催。Proライセンス取得者9名を発表した。 Proライセンスは、これまでS級コーチライセンスと呼ばれていたもの。日本国内のすべてのサッカーチームの指導が可能となるライセンス。…

日本サッカー協会(JFA)は23日、2025年度の第1回理事会を開催。Proライセンス取得者9名を発表した。

Proライセンスは、これまでS級コーチライセンスと呼ばれていたもの。日本国内のすべてのサッカーチームの指導が可能となるライセンス。Jリーグクラブや日本代表などを指揮する際に必要となる。

今回認定された7名には、日本代表としても活躍し浦和レッズのユースでコーチを務めている阿部勇樹氏(43)や、同じく浦和や日本代表で活躍した永井雄一郎氏(45)など、2024年度受講の6名に加え、2022年度受講の若井研治氏(50)がいる。なお、2022年度は若井氏で20名全員が認定されることに。2024年度は今回の6名が初の認定となる。

阿部氏はジェフユナイテッド千葉でキャリアをスタート。浦和レッズでプレーした後にレスター・シティに完全移籍。その後、再び浦和でプレーを続け、2021年に現役を引退した。

日本代表としても53試合に出場し3得点を記録。ボランチだけでなく3バックの一角でもプレーするなどしたほか、正確なキックも持ち味でFKからゴールを量産していた。

永井氏は浦和でキャリアをスタート。カールスルーエにレンタル移籍を経験すると、Jリーグでは清水エスパルス、横浜FC、ザスパクサツ群馬(現:ザスパ群馬)でプレー。地域リーグでもプレーを続けている。2024年は埼玉県2部のKONOSU CITY FCで選手兼監督を務め、見事1部に昇格していたが、契約満了で退団していた。

また、Associate-Pro (A-Pro) コーチ養成講習会修了後、コンバージョンコースを合格した2名もProライセンス認定。ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレを指導する福田あや氏(39)、ちふれ ASエルフェン埼玉を指導する轟奈都子氏(47)も認定された。なお、合計でProライセンスコーチ認定者は587名となった。

◆202年度受講者 20名/20名

若井研治氏(50)

指導チーム:福山平成大学

2014年:Aジェネラルライセンス取得

2022年:Proライセンス取得

◆2024年度受講者 6名/20名

阿部勇樹氏(43)

指導チーム:浦和レッドダイヤモンズユース兼トップチーム ロールモデルコーチ

2023年:Aジェネラルライセンス取得

2024年:Proライセンス取得

入江徹氏(47)

指導チーム:アルビレックス新潟

2014年:Aジェネラルライセンス取得

2024年:Proライセンス取得

大和田真史氏(43)

指導チーム:ジェフユナイテッド市原・千葉

2019年:Aジェネラルライセンス取得

2024年:Proライセンス取得

永井雄一郎氏(45)

指導チーム:なし

2023年:Aジェネラルライセンス取得

2024年:Proライセンス取得

福王忠世氏(40)

指導チーム:ザスパ群馬

2021年:Aジェネラルライセンス取得

2024年:Proライセンス取得

宮寺哲平氏(32)

指導チーム:鹿児島ユナイテッドFC

2022年:Aジェネラルライセンス取得

2024年:Proライセンス取得

【2022年度】

福田あや氏(39)

指導チーム:ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ

2022年:A-Proライセンス取得

2022年:Proライセンス取得

【2024年度】

轟奈都子氏(47)

指導チーム:ちふれ AS エルフェン埼玉

2024年:A-Proライセンス取得

2024年:Proライセンス取得