「ジャパネット杯 春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第2日(6日、東京体育館)男子2回戦では、東北(宮城)が日本航空(山梨)をフルセットで下した。〝世代ナンバーワンセッター〟とも称される主将の瀬川桜輝(おうき、3年…
「ジャパネット杯 春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第2日(6日、東京体育館)男子2回戦では、東北(宮城)が日本航空(山梨)をフルセットで下した。〝世代ナンバーワンセッター〟とも称される主将の瀬川桜輝(おうき、3年)が、多彩なトスを披露し「最後に取りきれたのは自信にしたい」と笑った。
今大会初戦。第1セットは先取したが、第2セットは相手の堅守に阻まれて落とした。第3セットは「決めきるために、クイックの本数を増やした」。野村達稀(3年)らの速攻で得点を重ね、25-22で競り勝った。
仙台市出身で、小5で競技を始めた。ボールの下に入る速さと空中でのハンドリングの精度の高さが持ち味。昨年は全国高校選抜の主将も務め、将来を嘱望されている。
そんな瀬川が「大好き」と語るのが、人気バレー漫画「ハイキュー!!」(集英社)だ。東北高校も所在する仙台市が主な舞台で「全巻持っています! 作中の体育館は近所で、そのままです」。好きなキャラクターはライバル校のセッター、宮侑(みや・あつむ)。「自分がきつい姿勢でも『スパイカーのために』という姿勢を見習いたい」と熱く語る。
目指すは2002年以来の頂点。「明日勝てばセンターコートなので、頑張りたい」。結果を求め、トスを上げ続ける。(高橋朝香)