京都市内で22日開かれた全国高校駅伝で、男女ともに8年連続出場となった奈良県代表の智弁学園奈良カレッジ(香芝市)は、21・0975キロ(5区間)を走る女子は1時間12分11秒で33位となり、42・195キロ(7区間)を競う男子は2時間8分…

 京都市内で22日開かれた全国高校駅伝で、男女ともに8年連続出場となった奈良県代表の智弁学園奈良カレッジ(香芝市)は、21・0975キロ(5区間)を走る女子は1時間12分11秒で33位となり、42・195キロ(7区間)を競う男子は2時間8分57秒で31位だった。

 女子は4区(3キロ)を走った渡辺歩花主将(3年)が39位から順位を一つ上げて、38位で5区(5キロ)の森本杏選手(1年)にたすきを渡し、森本選手が5人を抜く快走をみせた。

 県大会は腰のけがで出場できなかった渡辺主将は「復帰して都大路を走れてうれしい。チームの最高タイムを更新できてよかった」と話した。

 男子は1区(10キロ)を和田拓真主将(3年)が想定よりも下位の48位で通過したが、2区(3キロ)の飯干颯大選手(1年)が8位上げる活躍。その後も7区までに計9人を追い抜いた。

 和田主将は「スタミナが持たないと感じて弱気になってペースを落としすぎた。みんなが巻き返してくれた」と話した。

 寒川正悟監督(67)は「女子はアンカーがリズムよく走ってくれた。男子は本当によく追い上げた。今年は諦めない気持ちが表れた」とたたえた。(佐藤道隆)