7日、J1昇格プレーオフ決勝のファジアーノ岡山vsベガルタ仙台がシティライトスタジアムで行われ、ホームの岡山が2-0で勝利。J1初昇格を勝ち取った。 今シーズンのJ2を5位で終えた岡山。準決勝で4位モンテディオ山形に3-0で快勝し、引き分け…

7日、J1昇格プレーオフ決勝のファジアーノ岡山vsベガルタ仙台がシティライトスタジアムで行われ、ホームの岡山が2-0で勝利。J1初昇格を勝ち取った。

今シーズンのJ2を5位で終えた岡山。準決勝で4位モンテディオ山形に3-0で快勝し、引き分け以上でクラブ初のJ1昇格が決まる。山形戦からは1人変更し、メンバー外の藤田息吹に代わって輪笠祐士が先発した。

対するは6位でJ1昇格PO進出に滑り込み、準決勝で3位V・ファーレン長崎に4-1で勝利したアウェイ仙台。4年ぶりのJ1へ2連勝が求められる。長崎戦からはメンバー変更なしで臨んだ。

序盤はJ1昇格へ勝つしかない仙台がアグレッシブな入り。11分には敵陣中央やや右寄りの位置でFKを獲得し、遠めながら中島元彦が直接狙う。枠に飛んだ無回転気味のロングシュートはGKスベンド・ブローダーセンがきっちり弾く。

一方の岡山も17分に右サイドで得たFKからチャンス。田部井涼のファーまで流れたクロスに田上大地が走り込むが、GK林彰洋が飛び出して対応する。

すると3分後、徐々にペースを掴み始めていた岡山が先制。左サイドで細かく繋ぐと、ボールを奪い返してボックス左角付近から末吉塁が右足シュート。大きく弧を描いたボールがゴール右隅に吸い込まれ、ホームチームが大きなリードを得る。

さらに25分、本山遥の右クロスからニアで一美和成。頭で合わせたが、これはゴール右に外れて岡山の追加点とはならない。

昇格へ最低でも2点が必要になった仙台は、ボールを保持しながら打開を図るも、岡山の固い守備をなかなか崩せず。1点ビハインドのまま前半を終える。

早めに追いつきたい仙台は、後半頭からエロンに代えてオナイウ情滋を投入。49分にはオナイウの右サイド突破から中島がシュートに持ち込む。

53分には再びオナイウに見せ場。カウンターから前線でマイボールにし、1人でボックス内に侵入。左ポケットからカットインシュートを放つが、GKブローダーセンの好守に阻まれる。

岡山も60分、一美に代えてルカオで最初の交代カード。すると直後、ルカオが左サイドでボールキープし、中央へドリブルで切り込む。相手を引き付けて右サイドフリーで上がった本山へラストパス。右足を振り抜いたシュートはディフレクトしてネットを揺らした。

突き放された仙台はさらに松井蓮之、名願斗哉を投入。田部井が担架でピッチの外に出た岡山も竹内涼、神谷優太の2枚替えで続く。

ルカオの登場で再び攻撃が活性化した岡山は、72分にルカオのミドルが右ポスト直撃。トドメの3点目に迫っていく。

さらに選手を入れ替えつつ、諦めず前に出ていく仙台だが、岡山の守備を攻略できないまま終盤へ。一方の岡山は再びルカオのシュートが右ポストを叩く。

意地を見せたい仙台は中山仁斗のシュート、獲得したCKから石尾陸登のハーフボレーと途中出場の選手がゴールへ迫るが、枠内に収まらず。90分の奥山政幸のシュートはコースが変わってクロスバーに直撃する。

岡山2点リードのまま後半アディショナルタイムに突入。危なげなく逃げ切り、Jリーグ参入から16年でのJ1初昇格を掴み取った。

ファジアーノ岡山 2-0 ベガルタ仙台

【岡山】

末吉塁(前20)

本山遥(後16)

【動画】値千金の先制点は末吉塁のゴラッソ

この大一番でゴラッソ

ペナ角から美しいコントロールショットで魅せた!#末吉塁 先制ゴール

J1昇格プレーオフ決勝
岡山×仙台
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) December 7, 2024