新庄監督も根本には期待している(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext 2年連続最下位からリーグ2位と、大躍進を遂げた2024シーズンの日本ハムでは田宮裕涼や水野達稀、水谷舜といった新たに台頭してきた戦力もチームを支えた。 一…
新庄監督も根本には期待している(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
2年連続最下位からリーグ2位と、大躍進を遂げた2024シーズンの日本ハムでは田宮裕涼や水野達稀、水谷舜といった新たに台頭してきた戦力もチームを支えた。
一方、その裏で、悔しいシーズンを過ごした選手もいる。4年目左腕の根本悠楓もその1人だろう。
昨年11月に開催された「アジアプロ野球チャンピオンシップ」では第2先発の役割を担い、2試合に登板して計5回無失点と侍ジャパンの一員として、存在感を示した。
今季は開幕ローテーション入りが期待されたものの、オープン戦で思うような結果を残せず、ファームスタートとなった。開幕後、4月14日のオリックス戦(京セラ)で今季初先発のチャンスが回ってきた。しかし、結果は2回を投げ3安打5四死球3失点と制球に苦しみKO。再びファームでの調整を強いられた。
その後、ファームでは、先発とリリーフを交えながら、調整を重ねた。8月3日のソフトバンク戦(みずほpaypay)で再び先発機会がめぐってきたが、3回途中を被安打4、3四球5失点とここでも結果を残せず、再びのファーム調整となった。
その後は1軍での登板機会にめぐまれず。過去2シーズンはいずれも3勝を挙げていたが、今季は未勝利。1軍登板もプロ最少の2試合と、悔しい1年となった。
巻き返しを図る来季もリーグ屈指の先発陣の層の厚さに食い込めるかが、鍵を握る。今季の先発陣は、開幕投手を務め、最多勝に輝いた伊藤大海を筆頭に、加藤貴之、山﨑福也の3本柱に加え、金村尚真、北山亘基、さらには育成から支配下登録された福島蓮といった若手の台頭もあり、シーズン通して激しいローテーション争いが繰り広げられた。
来季は23年のドラ1、同じサウスポーの細野晴希、上原健太、今季プロ初勝利を挙げた達孝太といった多くのライバル達と競うことが予想される。
左腕王国の一角を担うことも期待されている根本は来季、どんな姿を見せるのか。今後も期待を集める存在となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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