3年目ドラ1の風間、希少疾患の発症を公表した田上ら ソフトバンクの7選手が4日、みずほPayPayドーム内の球団事務所で来季の選手契約を結ばない旨を伝えられた。戦力外通告を受けたのは風間球打投手、笠谷俊介投手、田上奏大投手、中村亮太投手、三…

3年目ドラ1の風間、希少疾患の発症を公表した田上ら

 ソフトバンクの7選手が4日、みずほPayPayドーム内の球団事務所で来季の選手契約を結ばない旨を伝えられた。戦力外通告を受けたのは風間球打投手、笠谷俊介投手、田上奏大投手、中村亮太投手、三浦瑞樹投手、仲田慶介内野手、川原田純平内野手。

 風間はノースアジア大明桜高(秋田)から2021年ドラフト1位で入団。背番号「1」を与えられるなど球団の期待は大きかったが、入団3年間で1軍登板なしに終わった。3年目の今季は2軍戦に6試合登板して、計5イニングを4失点(自責3)、防御率5.40に終わった。球団は育成選手として再契約を打診する方針で、風間は「当然の結果」などと胸中を明かした。

 履正社高(大阪)から2020年ドラフト5位で入団した4年目の田上は、希少疾患の「ランゲルハンス細胞組織球症」を発症し、背骨が解けるなどの症状が出ていたことを10月に公表していた。入団1年目の2021年オフに続き、2度目の戦力外となった。

 仲田は福岡大から2021年育成ドラフト14位で入団。同年に指名された支配下、育成選手128人のうち、最後となる128番目に名前を呼ばれた。今季開幕前に支配下登録を勝ち取ったが、1軍で結果を残すことはできなかった。2軍では打率.403をマーク。球団から打診された育成再契約については判断を保留し、他球団からのオファーを待つ考えを明かした。

 ソフトバンクは3日の日本シリーズ第6戦でDeNAに敗れ、4年ぶりの日本一を逃していた。10月7日に澤柳亮太郎投手ら9選手、同28日に生海外野手ら7選手にそれぞれ戦力外を通告しており、今オフは育成選手を含めて計23人の“大量リストラ”となった。(Full-Count編集部)