冨安の能力に疑いの余地はないが怪我がちなのは…(C)Getty Images アーセナルの冨安健洋は今季、膝の負傷の影響によりシーズン開幕に間に合わず、プレミアリーグ第7節サウサンプトン戦で初出場に漕ぎつけた。しかし、その直後に故障が再発、…

冨安の能力に疑いの余地はないが怪我がちなのは…(C)Getty Images

 アーセナルの冨安健洋は今季、膝の負傷の影響によりシーズン開幕に間に合わず、プレミアリーグ第7節サウサンプトン戦で初出場に漕ぎつけた。しかし、その直後に故障が再発、現在も戦線に戻れずにいる。

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 これまでも怪我に見舞われて来た冨安のサッカーキャリア。クラブ加入4年目も序盤からコンディションに苦しんでおり、同時に今季もタイトルを狙うアーセナルの戦力として期待も寄せられている。その中で、米メディア『The Athletic』では、現状における冨安のクラブ内での位置付けについて、見解を示している。

 現地時間10月29日、同メディアは「トミヤスの怪我と、ミケル・アルテタが信頼を寄せるディフェンダーの未来」と銘打ったトピックを配信。その中では過去、冨安がアーセナルの一員としてみせてきたパフォーマンスを称えながら、現在の状況にも触れ、「度重なる離脱は一部ファンにとって懸念の種となっているが、ミケル・アルテタ監督は25歳のトミヤスに対する信頼を変えていない」と指摘。

 さらに、「彼の実力に疑いの余地はない」とセンターバック、サイドバックでのプレーのクオリティの高さを強調し、「アルテタはトミヤスの豊富なサッカー経験と知識をたびたび称賛しており、FCバルセロナアカデミー(日本)、アビスパ福岡、ベルギーのシント=トロイデン、イタリアのボローニャを経た経験がそれを支えている」と評している。

 また、指揮官からの評価や、これまでの貢献度を絶賛する一方で、同メディアは「確かな実力を備えながらも、繰り返される欠場がある以上、外部からの懸念はすぐには消えないかもしれない」と故障の多さにも言及。

 加入当初の4年契約を昨季、さらに2年延長したと説きながら、「これにより、今後の選択肢が広がった」「アーセナルは彼の実力を活かすこともできるし、売却の機会があればそれも可能だ」などと見通している。他クラブへの放出での“利益”も見込めるとして、「アーセナルでの出場が84試合であることを考慮し、プレミアリーグで高いレベルのディフェンダーであることを証明した彼の市場価値は、2021年にアーセナルが支払った1600万ポンド(2080万ドル)以上の価値があるはずだ」と綴っている。

 1月の移籍市場の話題でも、海外メディアでしばしば名前が報じられている冨安。コンディションの回復具合とともに、今後の動向には高い関心が寄せられていくことになりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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