チュニジアで行われている卓球の「WTTコンテンダーチュニス」は27日から本戦が開幕する。この大会で2連覇を狙うのが世界ランキング7位の張本美和(木下グループ)。昨年からの1年間で急激な成長を見せ、パリ五輪出場を果たす16歳の戦いには注目が集…
チュニジアで行われている卓球の「WTTコンテンダーチュニス」は27日から本戦が開幕する。
この大会で2連覇を狙うのが世界ランキング7位の張本美和(木下グループ)。昨年からの1年間で急激な成長を見せ、パリ五輪出場を果たす16歳の戦いには注目が集まっている。
◆早田ひなが5位で日本勢トップをキープ 張本美和7位、平野美宇9位、伊藤美誠11位<最新世界ランク>
■「10代の選手にとって転機」
張本美は昨年の6月に行われた同大会で決勝進出を果たすと、当時世界ランキング16位だったシン・ユビン(韓国)を4-2で下し、自身2度目のWTTシリーズ優勝を達成。当時は世界25位であったが、1年で自己最高の7位まで上げ、一気にトップ選手へと上り詰めた。
今大会を第1シードで迎える張本美には大会公式も期待を寄せており、「チュニスの女子シングルスではミワ・ハリモトが本領を発揮し盛り上がるだろう」と言及。「この街は2022年の準優勝から23年に躍進してのタイトル獲得まで10代の選手にとって転機となった」と張本美のキャリアにおいてカギを握った大会であると指摘している。
また1回戦で戦うリンダ・ベルグストローム(スウェーデン)戦は「開幕戦の大一番になる可能性は十分にある」と好カードとみられている。さらに、「このカットマンはミワにとって多くの問題を引き起こすかもしれない」と、侮れない相手であることも記されている。
パリ五輪まで残り1カ月を切ったなか、団体戦メンバーに名を連ねる張本美はよりいいイメージで本大会に臨みたいところ。相性のいいチュニジアの地で、優勝争いに絡んでくることができるか。
◆早田ひなが5位で日本勢トップをキープ 張本美和7位、平野美宇9位、伊藤美誠11位<最新世界ランク>