「陸上・静岡国際」(3日、静岡スタジアム) 女子800メートルのタイムレース決勝が行われサッカー日本代表の久保建英のいとこで高校2年の久保凛(16)=東大阪大敬愛=が18歳未満の日本新記録となる2分3秒57で優勝した。 前半は様子をうかが…

 「陸上・静岡国際」(3日、静岡スタジアム)

 女子800メートルのタイムレース決勝が行われサッカー日本代表の久保建英のいとこで高校2年の久保凛(16)=東大阪大敬愛=が18歳未満の日本新記録となる2分3秒57で優勝した。

 前半は様子をうかがい、残り1周を切って先頭に出た。「自己ベストを更新して、ラストのスパートでうまく走れて良かった。2分3秒台は出したいとおもっていた。驚きというより安心という感じ」とうなずいた。

 久保は4月の金栗記念の800メートルで日本中長距離界のエース・田中希実(ニューバランス)を抑えて優勝。ホープとしての実力を示し、「今シーズンはたくさんの試合に出て、自己ベスト更新や高校記録を狙って走っていけたら」と話していた。

 ◆久保凛(くぼ・りん)和歌山県東牟婁郡串本町潮岬出身。小学5、6年で県内の大会で記録を出したことをきっかけに中学1年から陸上を本格的に始めた。父・健次郎さんの兄のこどもが久保建英。小学1年から小学6年まではサッカーをプレーし、ポジションは右サイドハーフだった。6年時には串本ジュニアFCとして近畿大会に出場した経験も持つ。陸上では昨年の全国高校総体を初優勝している。