<国立からパリへ 上>「セイコーゴールデングランプリ(GGP)陸上2024東京」(日刊スポーツ新聞社共催)が19日、東京・国立競技場で開催される。今夏のパリ五輪に向けてしのぎを削るアスリートたちを3回連載で紹介する。◇  ◇  ◇陸上男子短…

<国立からパリへ 上>

「セイコーゴールデングランプリ(GGP)陸上2024東京」(日刊スポーツ新聞社共催)が19日、東京・国立競技場で開催される。今夏のパリ五輪に向けてしのぎを削るアスリートたちを3回連載で紹介する。

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陸上男子短距離の柳田大輝(20=東洋大)が、パリ切符獲得へ加速していく。今大会は100メートルにエントリー。「相手は気にせず、自分がちゃんと走ることだけを意識している」と己に集中し、五輪代表入りへ突き進む。

昨季はアジア選手権で100メートルを制し、世界選手権でも同種目で準決勝進出。今オフはウエートトレーニングの質と量を高め、主に上半身を鍛えてきた。重視したのは、過去の自分との比較。大学1年以降はトレーニング内容をスマホにメモし、モチベーションを維持してきた。「メモを見返すと『この練習で強くなったのかな?』と思うことが何回もある。ずっと記録していけば、線でつながる」。今季は、関係者から「体が大きくなった」と言われることも増えた。4月の初戦では、自己タイの10秒02をマーク。今月上旬の世界リレーでは400メートルリレーで2走を務め、パリ五輪出場権獲得にも貢献した。

今シーズン2戦目のセイコーGGPには、世界選手権で2大会連続決勝進出のサニブラウンも参戦。目標とするパリでの決勝進出へ、試金石の場となる。「日本で負けていたら世界でも負ける。日本では絶対に勝たないといけない」。強い覚悟を、走りで体現していく。【藤塚大輔】

◆パリ五輪への道 6月30日までに参加標準記録(10秒00)を突破し、かつ日本選手権(6月27~30日、新潟)で優勝すれば五輪代表に内定。参加標準未突破や2位以下の場合でも、同選手権の成績や6月末時点の世界ランキング次第で代表入りとなる。