「第99回全国高校野球選手権大会」大会1回戦(一部2回戦含む)の試合ごとに注目選手と見どころを、おなじみのアマチュア野球ウオッチャー西尾さんが解説!翌日の試合の予習をして注目選手のプレーを見逃すな!

優勝候補、強豪校が集中!大会屈指の好カードが集まった見逃せない1日大会第4日

広陵(広島)vs中京大中京(愛知)

横浜(神奈川)vs秀学館(熊本)

興南(沖縄)vs智弁和歌山(和歌山)

大阪桐蔭(大阪)vs米子松蔭(鳥取)

広陵(広島)vs中京大中京(愛知)

第一試合は伝統校対決。中京大中京は攻守のバランスの良さは大会でも屈指。磯村峻平、香村篤史の左右の二枚看板に加えて春から伊藤稜が成長し、誰もが先発を任せられる力がある。強打のリードオフマン伊藤康祐、愛知大会は不振だったものの高校通算56本塁打を誇る鵜飼航丞を中心とした打線も強力だ。

広陵は平元銀次郎、中村奨成のU18候補バッテリーが中心で、特に中村のスローイングは高校生離れしたものがある。2年生ながら1番、ショートを任せられている高田桐利のスピードあるプレー、4番に座る加川大樹のパワフルなバッティングにも注目だ。総合力では甲乙つけがたく、熱戦が期待される。

▼平元銀次郎 投手(広陵)

▼中村奨成 捕手(広陵)

横浜(神奈川)vs秀学館(熊本)

第二試合も1回戦屈指の好カード。三季連続甲子園ベスト4の秀学館は川端健斗、田浦文丸のサウスポー二枚看板が大きな武器で、ともに140キロ台後半のスピードを誇る。センバツは川端の活躍が目立ったが、夏は田浦も好調で安定感が増した。昨年のチームに比べると長打は少ないが、得点力も十分に高い。

横浜は神奈川大会7試合で14本塁打を放った長打力が武器の打力のチーム。今大会最大の注目選手である増田珠は長打力と確実性を兼ね備えており、川端、田浦との対決は1回戦最大の注目ポイントだ。総合力では秀学館が一枚上手と見るが、横浜打線が序盤から繋がりを見せるようだと展開はわからなくなるだろう。

▼増田珠外野手(横浜)

▼川端健斗投手(秀岳館)

興南(沖縄)vs智弁和歌山(和歌山)

秋、春と勝ち切れなかった興南を甲子園に導いた原動力は1年生サウスポーの宮城大弥。体はそれほど大きくないが、バランスの良いフォームで1年生とは思えない落ち着いたピッチングを見せる。6試合で2失策と守りも堅い。

智弁和歌山は伝統の強打が健在で、中心となるのは捕手で4番の蔵野真隆。素早いスローイングは超高校級のレベルで、パンチ力のある打撃も光る。和歌山大会では6割を超える打率をマークした。絶対的なエースは不在なのもいつもの智弁和歌山らしいが、背番号1の黒原拓未は140キロ前後のストレートに威力がある。ロースコアなら興南、打撃戦なら智弁和歌山が有利だろう。

▼蔵野真隆捕手(智弁和歌山)

大阪桐蔭(大阪)vs米子松蔭(鳥取)

史上初の二度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭は投打にタレント揃い。三拍子揃ったトップバッターの藤原恭大、俊足強肩の福井章吾の1、2番は出塁率が高く、力のある右打者が並ぶ中軸も強力そのもの。6番以降も抜群の潜在能力を誇る根尾昂などが並び、下位打線も気が抜けない。強いて弱点をあげるとなると徳山壮磨に続く投手の存在か。柿木蓮、横川凱、根尾はスピードはあるものの安定感には課題が残る。

米子松蔭は序盤の攻撃をしのいで、何とか徳山にプレッシャーを与える展開に持ち込みたい。

▼藤原恭大外野手(大阪桐蔭)

▼根尾昂外野手兼投手(大阪桐蔭)

▼徳山壮磨投手(大阪桐蔭)

▼山田健太内野手(大阪桐蔭)

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