「第99回全国高校野球選手権大会」大会1回戦(一部2回戦含む)の試合ごとに注目選手と見どころを、おなじみのアマチュア野球ウオッチャー西尾さんが解説!翌日の試合の予習をして注目選手のプレーを見逃すな!

大会ナンバー1左腕・山下輝(木更津総合)、注目選手が集まる花咲徳栄大会第3日

木更津総合(千葉)vs 日本航空石川(石川)
開星(島根)vs 花咲徳栄(埼玉)
聖光学院(福島)vs おかやま山陽(岡山)
早稲田佐賀(佐賀)vs 聖心ウルスラ(宮崎)

木更津総合(千葉)vs 日本航空石川(石川)

木更津総合は「大会ナンバー1」サウスポーの呼び声高い山下輝が大黒柱。大型サウスポーにありがちな荒れた部分がなく、ストレートも変化球も低めにしっかり集められ、その安定感は抜群だ。捕手の芦名望、ショートの峯村貴希も高い守備力を誇る。日本航空石川はスタミナのあるエース佐渡裕次郎が踏ん張って、少ないチャンスを得点に結びつけたい。

▼山下輝投手(木更津総合)

開星(島根)vs 花咲徳栄(埼玉)

三年連続出場となる花咲徳栄は攻守に充実した戦力を誇る。打線の中心は西川愛也と野村佑希の二人で、ともに長打力と確実性を備えた強打者。太刀岡蓮、千丸剛の1,2番も抜群の脚力を誇り、上位打線の迫力は大会でも指折りだ。背番号10の綱脇慧が試合を作り、140キロ台後半のスピードを誇るエース清水達也に繋ぐ継投が勝ちパターンだ。開星は伝統となっている強力打線が持ち味。綱脇の立ち上がりを攻略して打ち合いに持ち込みたい。

▼西川愛也外野手(花咲徳栄)

▼野村佑希内野手(花咲徳栄)

▼清水達也投手(花咲徳栄)

聖光学院(福島)vs おかやま山陽(岡山)

戦後最長の11年連続出場となる聖光学院は飛び抜けた選手はいないものの、層の厚い投手陣と堅い守備が光る。前田秀紀、斎藤郁也の両右腕が春から大きく成長し、失点を計算できるのは大きな強みだ。春夏通じて初出場のおかやま山陽も小松章浩、大江海成の安定感のある両右腕と守備力が持ち味で、チームの特徴はよく似ている。長打力はどちらもそれほどないだけに、犠打などの細かいプレーが勝敗を分けることになりそうだ。

早稲田佐賀(佐賀)vs 聖心ウルスラ(宮崎)

聖心ウルスラの大型右腕、戸郷翔征の評判が高い。細身ながら柔らかい腕の振りで140キロ以上のスピードを誇り、宮崎大会は準決勝、決勝を一人で投げ抜いた。中軸にも長打力のある打者が揃っている。春夏通じて初出場の早稲田佐賀は決勝戦以外の4試合が3点差以内と接戦の強さが持ち味。長打は少ないが足を使える選手が多いだけに、少ないチャンスを確実に得点に繋げたい。

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