秋広は4試合連続弾と勢いをつけてきた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext 巨人は23日のDeNA戦(横…

秋広は4試合連続弾と勢いをつけてきた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人は23日のDeNA戦(横浜)を4ー0と勝利。秋広優人の4試合連続弾も飛び出し、快勝。リーグ戦再開後の2試合を連勝と好調なリ・スタートを切った。

 まさに伸び盛りだ。3点リードの7回2死。相手投手は元守護神の山崎康晃、秋広は3ボールから151キロ直球を思い切って振り抜き、右中間席に運んだ。超低空弾丸弾にはベンチにいた兄貴分の中田翔も思わず呆れた表情を浮かべたほど。

【動画】7回に秋広が山崎から4試合連続弾となる10号ソロを放ったシーン

 この一発で節目の10号をマーク、球団史上初となる高卒3年目までの4試合連続弾と快進撃は止まらない。今や3番に定着、プロ3年目にして確実に主力への道を歩んでいる。

 後半戦開幕となった22日の試合前には、65歳を迎えた原辰徳監督へバースデーソングを歌うなど、盛り上げ役も担う。20歳の若武者が躍動することでチームに勢いを与えている。

 また新55番、秋広の本格覚醒には、中田の存在も大きいとされる。昨年の自主トレからパートナーを務め、ここまで「飯トレ」など敢行、体を大きくさせること、日々の疲れをいかに取るかなど、打点王3度の球界屈指のスラッガーがあますところなく、その技術を日々伝えている。

 球団公式ユーチューブなどでもたびたび公開される、身長2メートルの秋広と中田のユーモラスな「師弟コンビ」の掛け合いはすでにファン必見のコンテンツともなっているが、秋広にとって大きいのは偉大なる背番号への負担軽減となっている点にもある。

 過去には松井秀喜氏が着けた背番号を受け継いだ選手が重圧に苦しんだ場面もあった。ただ、秋広の場合は打撃、生活面で確固たる「師匠」がいることで周囲の声などに惑わされなくて済むことも、本格覚醒の大きな要因ともなっているようだ。

 メガゴジラが勢いを増すほど、チームも上昇していく。これで首位の阪神とは5・5ゲーム差。次のカードは再び伝統の一戦となる阪神戦を控える。敵地・甲子園でも55番が暴れまくるつもりだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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