女優、グラビアアイドルとして活躍する大原優乃さんは、JRAの「うまびPEOPLE」や浦和競馬のイメージキャラクターを務め…

女優、グラビアアイドルとして活躍する大原優乃さんは、JRAの「うまびPEOPLE」や浦和競馬のイメージキャラクターを務めるなど、競馬との縁も。そんな大原さんに、GⅠ日本ダービー(5月28日)で期待している馬を教えてもらった。


競馬を勉強中という大原優乃さん

 写真/事務所提供

●始めて買った馬券はヨシオ

大原優乃 今週は日本ダービーが行なわれますね! ダービー自体は昔から知っていて、この時期になると駅や街中のポスターでよく見かけていました。

 でもその重みというか、どれだけ大切なレースかということを知ったのは、競馬に関わる機会が増えてからです。

 3年前、20歳の頃にJRAの「うまびPEOPLE」に就任させていただきました。レースの予想企画などを行なうなかで、競馬を見るようになりました。

 昨年は、浦和競馬のイメージキャラクターも務めさせていただき、自分の名前がついたレースまで開催していただいて(大原優乃来場記念)。貴重な体験でうれしかったです。

 競馬を始めてみて感じたのは、競馬ファンの方って身近にたくさんいるんだなということ。というのも、予想をするのって時間がかかりますよね。「うまびPEOPLE」の時は、現場の空き時間で毎週2時間くらい、新聞を見て、ノートにメモを取って、うーんって悩みながら予想をしていたんですけど、そうすると、通りかかるスタッフの方が「俺はこの馬がいいと思うよ」って、何人も話しかけていただいたり。気づけば毎週、現場の方々と一緒に予想していましたね(笑)。

 最初はもちろん、どうやって予想すればいいのか全然わからなくて。初めて馬券を買ったのは、ヨシオという馬。その名前に思わず惹かれたんです(笑)。ヨシオはこの時は勝てなかったのですが、今もしっかり覚えています。

●競馬場は「公園のような雰囲気」

 馬券はまだまだ勉強中で、いつも人気馬3頭くらいと、自分が少し気になる馬を予想に入れるんですけど、なかなかオッズの高い馬が狙えないんです。

 本当は、もっと穴馬を見つけられるようになりたいなあ(笑)。オッズによっては単勝を買うこともありますね。

 始めたばかりの頃は、ちょうどコロナ禍で、競馬場には行けず、スマホで予想して、スマホでレースを見て......というふうに、全部スマホで完結していました。でも、ようやく最近になって、競馬場に行ける楽しさを知りました。

 いざ行ってみると、家族連れの方などもたくさんいて。子どもが遊べる場所があったり、出店があったり、公園のような雰囲気ですごく驚きました。



 ダービーも徐々に人が入れるようになって、今年もたくさんの観客が見守るなかで行なわれるのがうれしいです。

 ダービーは3歳馬が目指す最高峰のレースだと知り、また、ジョッキーや調教師、牧場の方々などが人生をかけて目指すものということで、きっとみなさんすごい緊張感のなかで戦われていると思いますので、見ている私もドキドキしてきます。

●日本ダービーで注目の4頭は?

 ということで、今年のダービーを私なりに予想してみたいと思います!

 いろいろ考えましたが、本命はやっぱりソールオリエンスですね。

 とにかく前走のGⅠ皐月賞のレースぶりがあまりに印象的でした。とても届かないような位置から、最後の直線だけで一気にライバルたちをかわしましたよね。とにかく強かったです。

 これからどんどん歴史をつくっていきそうな馬に出会ってしまったような気がしていて。ダービーでもぜひその強さを見せてほしいと思っています。名前もかっこよくて好きです!

 面白そうなのは、ドゥラエレーデですね。前走は海外のGⅡUAEダービーということで、調整は難しいと思いますが、まだソールオリエンスとは未対戦。脚質も真逆の先行抜け出し型です。

 残り100mあたりで、ソールオリエンスの3馬身くらい前にいる展開ならチャンスはあるかも......と、ひそかに期待しています!

 もう1頭、同じくソールオリエンスと未対戦の馬で、サトノグランツに注目しています。

 前走のGⅡ京都新聞杯では、先行馬を追いながら上がり33秒3の鋭い切れ味を見せました。こちらもソールオリエンスより前につけて、前回のような脚を発揮できれば、逆転もあるかも。そんなふうに思っています。

 あとは、ファントムシーフもチェックしておきたいです。ソールオリエンスのように目立つタイプではないかもしれませんが、着実に成績を残していますよね。

 日本ダービーと同じ東京競馬場のGⅢ共同通信杯も勝っているので、コースとの相性もよさそうです。個人的にはすごく期待していますし、武豊騎手が乗るというのは心強いです。

 いろいろなGⅠのなかでも、ダービーは特別だと思いますし、お馬さんだけでなく、その馬を支える人たちの思いが詰まったレース。そんな背景を感じながら、思う存分ダービーを楽しみたいですね。それに加えて、予想も当たったらうれしいな(笑)。


【プロフィール】
大原優乃

 おおはら・ゆうの 
1999年10月8日、鹿児島県生まれ。2009年に「Dream5」としてCDデビュー。2014年に妖怪ウォッチ『ようかい体操第一』エンディングテーマを担当し、同年に『レコード大賞』、『紅白歌合戦』に出演。その後、2017年に『週刊プレイボーイ』でグラビアデビューし瞬く間にブレイク。現在は、女優として『ゆるキャン△』や『あせとせっけん』など話題作へ多数出演。JRAの「うまびPEOPLE」や浦和競馬場のイメージキャラクターを務めるなど競馬界でも活躍。