第5回は業務チーフの横山勝興(政経3=東京・早大学院)と会計チーフの出口啓貴(政経3=愛知・東海)の登場です。裏方から…
第5回は業務チーフの横山勝興(政経3=東京・早大学院)と会計チーフの出口啓貴(政経3=愛知・東海)の登場です。裏方から早スポを支えているお二人。内に秘めた早スポへの熱い思いを語っていただきました。これを読めばきっとあなたも早スポの一員として活動したくなるはずです!
※この取材は4月19日に行われたものです。
「すごく近くで早稲田の選手がプレーしている姿を見て、撮影したり、取材したりできるのは早スポにしかない魅力」(横山)

横山が昨年チーフを務めた応援部
――お互いについて他己紹介をお願いします
出口 64期(現在の3年生)の横山勝興君です。学部は自分と同じ政治経済学部で、昨年は馬術と準硬式野球のチーフをやっていて。
横山 あれ、一つ忘れているよ(笑)。
出口 あ、そうか。応援チーフもです。チーフやりすぎじゃん(笑)。今年は業務チーフをやっています。学部は同じなんですけど、僕とは全く異なった分野を勉強していて、メディア系のジャーナリズムのゼミにいます。僕からするとめっちゃタスクを抱えているイメージ。早スポ内で結構タスクを抱えていて、2回くらい今年中に死ぬんじゃないかなと思っています(笑)。
横山 64期の出口啓貴君です。学部は同じ政治経済学部の政治学科で、比較政治のゼミに入っています。今年は早スポで会計をやっています。会計をやってくれるきっかけにもなると思うんですけど、彼は昨年兼サー先で副会長をやっていました。サークルを束ねる立場であったこともあって、その経験を会計に生かしてくれるということで、既にいろいろと動いてくれています。取材は元々ハンドボールをやっていたこともあって、ハンドボールに行ったり、競走に行ったり、僕がチーフをやっていた馬術にも何回か来てくれています。
――出口さんの兼サー先はどのようなサークルだったのでしょうか
出口 模擬国連という各国の大使になって国際会議をシュミレーションするサークルで、昨年は副会長をしていて、今も所属しています。
――お二人の早スポ内での出会いはどこですか
横山 最初に一緒に取材したのは漕艇(そうてい)の全日本選手権です。昨年の6月くらいかな。
出口 あれはやばかったな。
横山 大雨の中で、そこが初対面です。その後だよね、馬術とか来てくれるようになったのは。
出口 そうだね。そこでずっと一緒に2人で動いて写真を撮っていて、雨がすごく降っていて本当にしんどかったけど、仲良くなれたかな。2人とも学部も一緒で男子校出身で話も合うし、そこで馬術のグループに入れてもらいました。
横山 その時は4人で取材に入っていて、2組に分かれていたのですが、そのペアで一緒になって、ほぼ半日ずっと一緒に行動していました。間の待ち時間も長かったよね。
出口 そうそう。撮っている時間より待っている時間の方が長かったからずっと喋っていたんだよね。俺らが写真撮ろうとすると雨が降ってきて、中に戻ると止んでたね(笑)。雨でスマホもいじれないし、過酷だったからこそ、たくさん話すことができました(笑)。
――早スポに入った経緯を教えてください
横山 僕は中高が早稲田の付属だったこともあって、元々野球を中心に早稲田のスポーツをたくさん見ていたんですけど、早スポを知ったきっかけは、高校3年の時に早稲田が優勝した秋のリーグ戦(東京六大学野球秋季リーグ戦)ですね。その時の秋のリーグ戦は特にずっと見ていて、インターネットでいろいろとニュースを見ている中で、早スポのニュースを見つけて、そこで早スポの存在を知りました。付属で早稲田大学に行くことが前提になっている中で、大学に行くのはほぼ決まっているような感じで、だから来年大学に入る時には絶対早スポに入ろうと入学前には決めていました。
出口 僕は付属ではないのですが、父親が早稲田出身なので、小さい頃から駅伝とか、その他のスポーツを見る時も常に早稲田を応援しろと言われていました。大学スポーツを見るなら早稲田。野球にしろラグビーにしろ駅伝にしろ、常に早稲田でした。僕自身はハンドボールをやっていて、早稲田のハンドボールは当時はとても強かったので、全日本大会を名古屋でやっていた時にそれを見に行ったんですよ。そこでもっと知りたいなって思ったんですけど、早稲田のハンドボールを取材している媒体って実は早スポ以外だとほとんど無くて。それで必然的に早スポにたどり着きました。それからはTwitterをフォローして、記事も読んでいました。大学受験で早稲田を受けることは決めていたので「早稲田に入ったら絶対に早スポをやるんだ」と決めていましたね。なので、入学して新歓に行って迷わず入りました。
――初めて行った取材を覚えていたら、その時の思い出を教えてください
横山 初めて行ったのは、1年の新歓期間に行われた体験取材で、東伏見であった準硬式野球の練習試合だと思います。今、主務をやっている荒井結月(早スポ3年)と、副編集長の星野有哉(早スポ3年)もいました。その時、準硬式野球のチーフだった人にも後々、「結構そろってるメンバーだったね」と言われることはあります(笑)。それまで取材はもちろんしたことがなくて、一眼レフのカメラをちゃんと触るのも初めてで、その時はまだ取材というのがどのようなものか分かっていなかったのですが、その体験取材に1回行ったことが大きかったです。すごく近くで早稲田の選手がプレーしている姿を見て、撮影したり、取材したりできるのは早スポにしかない魅力なのではないかな、と改めて感じました。元々早スポに入ることは決めていたのですが、その体験取材を通じて、(入る気持ちが)99パーセントから100パーセントになった感じですね。
出口 僕は逆に、新歓期は何も行っていなくて、最初の取材は9月とかなんです。9月の末に男子ハンドボールの取材に行って、リーグ戦(関東学生秋季リーグ戦)の5戦目とかだったと思うんですけど、当時チーフで、昨年は副編集長であった円佳さん(澤崎円佳氏)と2人で行きました。その取材でいろいろなことをやらせていただいて、カメラも、インタビューも、何なら多分記事も書かせてもらいました。記録を全部取って記事も書かせてもらった記憶があります。それで記事にもすごくチェックも入れられて、だから割と全部教えられました。どうカメラで撮るか、どう取材するか、どう記事を書けばいいかというのを全部教えてもらえたので、それまで全然取材に行けなかったのですが、やっぱり行ける時には早スポに行って取材しようと思いました。僕の場合は記事を書くのがとても楽しかったので、記事を書きたいなっていう思いが芽生えたのを覚えています。あとは円佳さんがすごく面白い人だったので、先輩の人の良さも感じることができたなっていうのも覚えていますね。
「アスリートとして見ていた存在の、学生としての一面を知ることができる」(出口)

昨年の男子ハンドボール部の全日本選手権の大同大戦
――今までで印象に残っている試合や取材はありますか
出口 二つあるんですけど、一つは女子ハンドボールの取材です。たしか昨年の1回戦で東女体大戦だったと思います。早稲田の女子ハンドボール部は毎年そこまで強くなく、残留争いにも加わっているチームなのですが、奇跡的にその試合は勝ったんです。しかも、ラスト1分まで負けていたのにそこから2点取って逆転しての勝利でした。やっぱりすごくうれしかったし、記録を取っていて楽しかったです。一緒に行った同期もすごくはしゃいでいたのも覚えています。僕にとっては勝ち試合の取材が初めてで、すごく印象に残っています。もう一つは、今年の箱根事後対談です。僕は8区を走った伊福選手(伊福陽太、政経3=京都・洛南)の対談に行ったのですが、実は伊福選手とは1年生の時の15人くらいのクラス授業でかぶっていたんです。ずっと競走部にいるのは知ってはいたのですが、ただのクラスメートだった人と、記者と選手という間柄になって取材するのがとても新鮮でした。彼の大学生の表情も知っている分だけ、いつもテレビの中で観ているような人たちも大学生なんだなと実感しました。その一方で、逆に大学生だけれども「彼も一人のアスリートなんだ」というのを強く感じました。それを感じられるのはやはり学生スポーツ新聞だからこそだと思うので、そういう意味ですごく印象に残っています。
横山 僕も二つあって、両方とも応援部になってしまうのですが、一つ目は昨年の春の早慶戦(東京六大学野球春季早慶戦)前にあった総合練習です。それはまだ応援チーフについて3回目くらいの取材だったのですが、それまで応援部の表舞台であるステージは見たことがあっても、そこに向けて準備をしている姿はその時初めて見たんです。総合練習というのは、応援部のリーダー、吹奏楽団、チアリーダーズの3パートが合同で練習するもので、春の早慶戦の大一番に向けて練習している声や表情、場の雰囲気がとても力強く伝わってきました。その力強さを感じられるのは普段から体育各部と近い距離で取材させていただいている早スポならではだと思いますし、練習を頑張っている姿を知っている上での表舞台の取材はまた違ったものに見えてくると思います。自分の想像を超えてくるくらい、裏で準備をしていた姿がとても印象に残っています。あともう一つは、応援部には毎年秋の早慶戦(東京六大学野球秋季早慶戦)の前に行っている『稲穂祭』というものがあるのですが、その取材です。昨年はそれが3年ぶりに対面で開催されて、慶応の應援指導部を呼んで応援合戦をするのも3年ぶりで、『稲穂祭』としては本格復活だったんです。大隈講堂で行われて、応援歌や応援合戦を聞いて、早稲田に入ったことを改めて感じられた瞬間でした。『稲穂祭』は今年で70回になるのですが、それまでコロナで無観客で数年間行われていたものが有観客として戻ってきて、これまで紡がれてきた早稲田文化の一つが復活した瞬間かなと思って印象に残っています。
出口 やっぱり応援部って花形だよね。
――早スポで楽しかった思い出を教えてください
横山 僕はまた応援部になってしまうのですが、昨年の秋の早慶戦2試合の応援部の姿を、応援席に入って取材できたことですね。先程もあったように、元々早稲田の付属高校の早大学院にいたのですが、早大学院は中1から高1まで毎年早慶戦を観に行く学校行事があって、毎年行っていたんですよ。
出口 え、そうなの?英才教育じゃん。
横山 そう、最低4回は観に行くんだよ。僕はそれ以上に個人的にも何回か行っているのですが、学校行事で観ている時から近くで応援部が応援して、学生や観客の方と一緒に応援をつくりあげている姿を見てきました。当時はまさか自分が早スポに入って応援部が応援している姿を間近で取材できるとは思っていなかったので、昨年の秋に取材できた時に、信じられないことが起きているなと思いました。すごく間近で、全身全霊で応援している応援部の姿を、少しでも多くの写真に撮って、少しでも多くの瞬間を見て記事を書き連ねたいと思っていたので、その時のことはよく覚えています。しかも秋は2連勝して応援が結果としても実った試合になったので、すごく楽しかったですし、感動した取材ですね。
出口 僕も結局男子ハンドボールの話ばかりしてしまうのですが、先ほどは前チーフの円佳さんとの出会いの話をしたので別れの話をしたいと思います。昨年の全日本大学選手権で、愛知県豊田市であった試合についてです。1回戦で相手は大同大学という愛知県の大学でした。僕自身は愛知県出身でハンドボールもやっていたので、そこの付属高校と何度も戦ったことがあるのですが、まあ勝てるだろうと思って取材に行きました。実は前年も早稲田は1回戦で負けていて、今年こそはという思いはありました。また、大同大も愛知県のトップではなく、一方の早稲田は関東のトップ5とかに入るチームなので、まあ勝てるだろうくらいの気持ちで行きました。でも、その試合は負けたんですよ。しかもボロ負けしたんです。惜しくもなく、圧倒的な力の差で負けたんですね。全然早稲田のハンドボールをさせてもらえなくて、その後の選手たちのなんとも言えない表情。だけれど記事は書かないといけないし、悔しいところの写真も収めなければいけなくて、何とも言えない気持ちになりました。3、4年が主力で、前年のリーグ戦の時から自分が見てきた人たちだったので、やっぱり自分自身も悔しさがありますし、僕自身が高校生で選手の時に(大同大の)付属高校に負けていたので、なので「何でまた大学でも負けないといけないんだよって」思って。もうプレーヤーではないですが、記者として悔しさを噛み締めていました。あとは、帰り道の円佳さんのなんとも言えない表情と背中を覚えています。チーフとして2年間ずっと見てきたチームがまさかこんなかたちで終わるなんて、円佳さんは本当に優勝するつもりで取材に行っていたので「これで終わりなんだ」と思ってる横顔とか背中を隣で見ていました。僕からすると一番お世話になった先輩だったので、先輩のそういう表情とか背中は忘れられないです。
――早スポに入って良かったことや、早スポの魅力は何ですか
出口 一つは、テレビの中の人を見られるというのがあります。(選手を)テレビの中の人、グラウンドの中の人と捉えがちだと思います。けど、(選手たちも)やっぱりアスリートなわけで。(早スポだと)アスリートと身近に接することができますし、向こうもやっぱり他の新聞社と違って、学生新聞だからという距離の近さも感じられるという、そういう経験ができたことは僕自身良かったと思っています。それが早スポの魅力なのかなと思います。あとは、アスリートとして見ていた存在の、学生としての一面を知ることができることです。彼らも僕たちと同じ等身大の大学生なんだなというのが分かるっていうのは楽しいなと思ったし、新たな発見でした。僕が早スポの一番の魅力だと思うのはそこですかね。
横山 良かったことは、取材している早稲田の選手や部員たちが、全力で頑張っている姿を間近で見て、発信できることですね。魅力とも重なってくるのですが、特に今年は業務チーフという立場で、広告の話もさせてもらう中で、外部の早稲田スポーツに関わっている組織、競技スポーツセンター、校友会、稲門体育会、OB・OGの方など、いろいろな組織の方と関わっているんですけど、この早稲田スポーツ新聞会の新聞やホームページを見てくださっているとか、早稲田スポーツの発信には欠かせない存在だというふうに皆さんから言っていただくことが本当に多くて。自分たちで言うのもおかしいかもしれませんが、早稲田スポーツの発信というところで貢献できることはすごくうれしいですね。それこそ早稲田スポーツ新聞会でしかできない魅力なのではないかと思います。
出口 読んでもらっていると言われるとうれしいよね。「読んだよ」とか「知れたよ」とか。
横山 本当に会う人、会う人に言っていただけるからね。
出口 全然知らない方に「早スポやってます」と言って、「読んでるんだよ」とか言われるとうれしいし、やっていて良かったと思いますね。直接的にサークルの外の人から感謝されるということは、大学生の活動の中では多くはないから、早スポだけの魅力なのかな。
「自分の言葉で、熱量を持って、熱量を伝える」(出口)

質問に答える2人
――改めて今就いている役職を教えてください
横山 僕は業務チーフです。
出口 会計です。
――その役職に就いた理由は何ですか
出口 僕は2年生の時に競技チーフをやっていないんです。それにある意味後ろめたさを感じていました。周りの同期が、それこそ勝興は3つもやっていたし、周りがそうやってチーフで忙しそうにしている中で、チーフというかたちで関われなかったことが申し訳なかったし、後悔もしていて。それで、3年では何らかのかたちで(早スポに)関わろうというのは決めていたんです。その中で、あまり関わっていなかったからこそ、早スポの会計はどうなっているんだろうという、入会費どう使われているんだろうとかそういう疑問がありました。外からいろいろ言っても仕方ないので、じゃあ中に入ってみんなが納得できるお金の動かし方をしようと思いました。早スポに積極的コミットしている人たちはそうだし、僕の2年生までのようにそうでない人たちにも早スポの会計の見える化というのをしたいなと思ったので、会計をやりました。
横山 今も話があったように、2年生の時はいろいろ競技チーフをやっていて、それをやっていく中で取材の活動ももちろん楽しいと思っていましたし、モチベーションを持ってやっていました。業務チーフは広告業務をやるポジションだということは元々知っていて。それで自分が広告の業務をやってみようと思ったのは、昨年チーフとして新歓号の部広告の話を部の方とやりとりしたことでした。そのときに「こういったやりとりが好きかも、嫌いじゃないかも」と思って、興味を持ったのがきっかけですね。2年生の今頃から夏くらいにかけて、来年どんな役職に就くかと考えた時に、広告業務をやることに興味を持っていましたし、新聞を作る上で広告費は絶対に必要なので、新聞を作るということ以外に、お金の面で携わってみたいなと思いました。当然広告の話をする時に、企業の方や大学の関連の組織の方とお話をすることが多くなるだろうなと思っていて、そういう経験は大学生のうちだとすごく貴重なのではないかと思って、業務チーフをやろうと思いました。
――早スポの活動をする中で大切にしていることや意識していることは何ですか
出口 一番は、『熱量を伝える』ということです。学生スポーツはプレーのうまい下手だけではなくて、『熱量』というところが魅力だと思います。いいプレーが見たいならプロの試合を見ればいいし、プロのスポーツ新聞を読めばいいじゃないですか。その中で何で早スポを読んでもらえるのか。早スポを読むっていうことは大学スポーツに興味がある、じゃあなぜ大学スポーツに興味があって、好きで、早スポを読むのかと考えた時に、『熱量』というのは一つあると思うんですよね。『がむしゃらさ』だったりもそうです。それを伝えるということを自分が記事を書く時は意識していますし、写真を撮る時は、熱量が分かる写真を撮ろうとするし、インタビューであれば本人たちが試合に懸ける思いとか、その試合における感情面を引き出せるインタビューをしたいなと思っています。文章を書く時はうまい表現を使ってきれいな文章を書こうとか、うまくまとめようとか考えるのではなく、ある意味僕ら記者の粗削りさも早スポのいいところだと思います。自分の言葉で、熱量を持って、熱量を伝える。この『熱量』というところを意識するようにしています。
横山 昨年は競技チーフをやっていて、今年業務チーフをやっているので、それぞれの観点からお話しようかなと思います。今言ってくれたこととちょっと似ているかもしれませんが、まず取材の方では、現地に行ったからこそ分かる情報を伝えることを心がけています。今こうやってインターネットが発達している中で、各部活も発信していれば、いろいろなスポーツサイトも結果をたくさん発信しています。競技にもよりますが、必ずしも早スポが発信しなくても大会や試合の結果の情報は得られる時代になっていると思います。その中で、早スポがどんな役割を果たせるかと考えた時に、例えば試合結果は数字で見られたりすると思うんですけど、単なる数字の結果だけではわからないプロセスとか、経過があると思っていて。その試合の一部始終を見ていたからこそ得られる情報というのを記事に載せて、あるいは写真という瞬間に収めて、伝えていくことは早スポの大事な役割だと思います。次に業務チーフとして意識していることです。早スポは毎年、大体年12回というペースで紙面を作っていく中で、紙面を作るには当然ですけど制作費がかかります。なので、紙面を発行するために広告費で賄っていかなければいけない一方で、記事を書いてくれる人とか、取材してくれる人とか、面を作ってくれる人とか、制作を実際してくれる同期や後輩がいて。その人たちが経済的なところで制約を受けないように、業務チーフとして広告をいろいろなところにアプローチして、紙面を作る経済的な土台を作れるようにということを意識しています。
出口 会計としては言ってなかったな。会計として言うと、気持ちよく取材をしてもらうことが一番ですし、みんなが早スポで何をしたいのか。例えば、取材一つ取っても、いいレンズで撮りたいのか、もっと遠征費を出してほしいのか、いろいろ要望があると思うんですよね。その中で、みんなが求めていることって何だろうっていうのをこっちが類推するのではなくて、ちゃんと聞いて、汲み取ろうということをすごく意識しています。なので、何を求めているかというアンケートを全体に公開したりとか、個別で各競技チーフに連絡を取ってみたりとか、そういうコミュニケーションを取って、会計に求められていることを自分で決めるのではなくて、周りが何を求めているのかを分かるようにする。それで、その求められた仕事ができるようにっていうことをコミュニケーションを取ってできるように意識しています。さっき勝興が言ったようにお金面で制約がかかると不満がたまってきちゃうので、みんなが気持ちよく早スポの活動ができるように。そういうことは意識しています。
――早スポでの最後の1年をどのように過ごしたいですか
出口 やっぱり行けるだけ取材に行きたいなというのはあります。就職がどうなるかわからないですけど、自分が考えている進路的に、取材したりとか写真を撮ったりというのをやるのはこの1年が最後だと思うので、取材にちゃんと行きたいなというのは一番思います。その中で、早稲田に来たからには、いろんな競技が強いというのが早稲田の魅力だと思うので、なるべくいろんな競技の取材に行きたいなと思います。あとは記事を書くのが好きなので、記事を書きたいです。この1年が終わった時、卒業した時に、学生生活で早スポに入って良かったなと納得できるくらいに書きたい記事を書くというのと、しっかり取材に行きたいです。一つだけ言うと、出雲駅伝(出雲全日本大学選抜駅伝)に行きたいですね。出雲駅伝は1年の頃はコロナでできなくて、昨年は早稲田が出られなかったので。僕は競走が好きなので、三大駅伝は行きたいです。取材に行って、できれば自分が記事を書きたいです。あとは、会計としては、来年の納会とか、最後の総会の時に、「出口が会計で良かったよ」というふうに言ってもらえればいいですし、どれだけ変えられるか分からないですけど、僕が1年会計をやったことによって、良い方向に変わったといってもらえるように会計として精一杯頑張りたいなというふうに思います。
横山 取材に行く場合でも、業務チーフの仕事をする場合でも最後の1年になりますが、これまでと変わらず一つ一つ全力でやっていきたいですね、やるからには。特に取材に関しては、もしかしたらあの取材が実は最後だったとなってしまうかもしれないという中で、残された早スポで活動できる時間も少ないですし、早スポとして取材できる一回一回の機会をより貴重に感じながら、取材に臨めたらなと思います。業務チーフの方に関しては、紙面を作る上で欠かせない業務を受け持っている立場なので、最後の1年、お金の面で作っている側の人たちに迷惑をかけないように心がけながら、後悔なく、早スポの活動全体を終えられたらなと思っています。
出口 役職面ではやっぱり、みんなが早スポやって楽しいと思ってもらえるのが一番だよね。
――新入生に向けてのメッセージをお願いします
出口 迷ってるなら入りなっていう(笑)。入って損するサークルでは絶対ないです。例えば、兼サーで、他のサークルが忙しくてあまり取材に参加できないかもしれないという不安を持っている人は実はいっぱいいるのかもしれないと思っています。けど、早スポの良いところとしてアットホームなところがあると思います。いつ取材に行ってもチーフとか他のみんなは絶対にウェルカムで歓迎してくれるし、経験がないなら絶対に教えてくれるし。本当に丁寧に1から教えてくれるので、温かい雰囲気のあるサークルです。取材に来られないかもしれないとかいう不安に関しては、心配することなくて、自分自身、月に1回とかでしか取材に行けていないけど、絶対に受け入れてくれますし。この活動に少しでも興味があるなら、絶対に入った方がいいと思います。入って後悔するサークルではないと僕は思うので、迷ってるなら入ってほしいです。君たちが思っているよりも貴重な経験、いろんな物の見方、新しい経験が絶対にあると思うので、やってほしいです。学生生活のうちでしかできないことの一つだと思います。なので、迷ってるなら入ろう(笑)。
横山 ちょっと内容はかぶってしまうんですけど、とりあえず、迷っていたり、気になっていたら1回新歓活動に来てみるなり、体験取材に行ってみるなり、1回来ましょうということを伝えたいです。百聞は一見に如かずという言葉もあるように、実際に体験取材に行ってみて、楽しそうだなというのを身を持って感じられた僕もその1人なので。実際に行ってみないと見られない景色、得られない体験、感情があると思うので、1回来て、早スポを体感して、入ってもらえたらなと思います。早稲田スポーツにすごく関われるというところで、早スポに入る前はできると思っていなかった経験がすごくできていますし、早稲田大学の一員であることを、早稲田スポーツに関わることを通じて感じられている自分が実際いるので。なので新入生の皆さんにも、早スポに入ってもらって、早稲田スポーツの発信の活動をしながら、早稲田大学の学生の一員であることを強く感じてほしいですし、誇りに思ってもらいたいです。
――ありがとうございました!
(取材・編集 濵嶋彩加、権藤彩乃 写真 横山勝興、出口啓貴、濵嶋彩加、権藤彩乃)

◆出口啓貴(でぐち・ひろたか)(※写真左)
愛知・東海高出身。政治経済学部3年。会計チーフ。日頃からお喋りが大好きな出口さん。マシンガントークで早スポについて語ってくださいました!好きなワセ飯は刺身や和食が食べられる都電テーブルだそうです!
◆横山勝興(よこやま・かつおき)
東京・早大学院高出身。政治経済学部3年。業務チーフ。中高6年間を早大学院で過ごした横山さん。メジャーリーグが大好きで、モーニングルーティーンは試合結果の確認から。好きなチームはサンディエゴ・パドレスだそうです!