■名古…

■名古屋ダイヤモンドドルフィンズvs京都ハンナリーズ(@ドルフィンズアリーナ)

GAME1:4月29日15時5分 GAME2:4月30日15時5分

 西地区4位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズは前節、ファイティングイーグルス名古屋と1勝1敗の痛み分け。GAME1は第4クォーターに中東泰斗の好守が光るなど、84-71で競り勝ったが、GAME2は80-82の逆転負けを喫した。最後の10分間で31点を失い、得点源のコティ・クラークが試合序盤の出場にとどまったため、相手の反撃をオフェンスで跳ね返す力も欠いた印象だ。

 前節の結果を受けて、名古屋Dは「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」のホーム開催権獲得の可能性が消滅。だが、ワイルドカード1位の広島ドライゴンフライズと0.5ゲーム差であり、順位逆転の余地を残す。今節、ホーム最終戦で迎え撃つ京都ハンナリーズには、第23節に71-74で敗れているため、ディフェンスを立て直して挑みたい。司令塔のマシュー・ライトに対する中東や須田侑太郎のマークは試合の流れを左右しそうだ。

 一方、同7位の京都ハンナリーズは2節連続でチャンピオンシップ進出チーム撃破を狙う。前節は、島根スサノオマジックにGAME1こそ71-79で敗れたが、GAME2を87-82で制した。シェック・ディアロが第3クォーターでファウルアウトしたが、終盤にチームが奮起。20得点のジェロード・ユトフを筆頭に、ライトを起点とした攻撃が機能し、エペ・ウドゥはブロックショットやリバウンドで殊勲の活躍を見せた。

 京都は21勝35敗で、過去3シーズンで最多勝利を挙げた2020-21シーズン超えまで、あと1勝に迫った。名古屋Dには前回対戦で3ポイントシュートや速攻を封じて勝ちきっただけに、再び堅守で勝機を見いだせるか。特に、7戦連続で先発の小西聖也は攻防両面でアグレッシブなプレーを見せているだけに、期待が大きい。名古屋Dの坂本聖芽とのルーキー対決は注目だ。

文=大橋裕之

■ロスター

・名古屋D(HC:ショーン・デニス)

レイ・パークスジュニア

齋藤拓実

伊藤達哉

コティ・クラーク

モリス・ンドゥール※インジュアリーリスト

菊池真人

今西優斗 ※ユース育成特別枠

張本天傑

須田侑太郎

中東泰斗

アラン・ウィリアムズ

中務敏宏

スコット・エサトン

坂本聖芽

・京都(HC:ロイ・ラナ)

ジェロード・ユトフ

水野幹太

小西聖也

マシュー・ライト

小澤智将

久保田義章

青木龍史

満田丈太郎

トビンマーカス海舟

シェック・ディアロ

ザック・モーア

益子拓己 ※特別指定

小室昂大

エペ・ウドゥ