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 阪神は9日のオリックス戦(京セラD)にブルペンデーで臨む。

 開幕のちょうど3週前となる10日の日本ハム戦(甲子園)からは、逆算して本番想定で先発ローテーション投手を回していくことを決めている。9日の試合はリリーフ陣がそろって投げることで、開幕に向け「救援陣の最終テスト」となりそうだ。

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 先発陣は開幕投手を務めることが決定的となっている青柳晃洋(29)を筆頭に、伊藤将司(26)、才木浩人(24)、西勇輝(32)などほぼ固まってきた。一方、チームの懸念材料となっているのは救援陣の層の薄さだ。7日の韓国戦(京セラD)では、5回から2番手で登板した二保旭(32)は3安打1四球で3失点。8回の小林慶祐(30)もソロを浴びるなど3安打1四球3失点。9回の馬場皐輔(27)も無失点には抑えたが連続四球と厳しい内容となった。

 一軍当落線上にいた3人がそろってピリッとせず、これには岡田彰布監督も「生き残りをかけてるやつが、あまりにもひどすぎるやろ!」と叱咤の声を上げたばかり。

 ほかにも新戦力のビーズリー(27)は右足のコンディション不良で別メニュー調整中。WBCメンバーに選出されている湯浅京己(23)の「代役守護神」の座も期待されていたが、不透明な状態となっている。

 ブルペンデーの9日はドラフト6位の富田蓮(21=三菱自動車岡崎)K・ケラー(29)、島本浩也(30)、浜地真澄(24)、岩崎優(31)、加治屋蓮(31)、石井大智(25)らでつなぐ見込み。

 中でも6日のオリックス戦で三者連続三振を奪うなど調子を上げてきたK・ケラー、春季キャンプ中に二軍降格となり、今回再昇格となった左腕・島本にとっては生き残りを賭けた、より大事な登板となりそうだ。

 島本は今季でプロ13年目を迎える。2020年オフにトミー・ジョン手術を受け、昨季は8月4日の巨人戦で3年ぶりの一軍登板を果たした。15試合登板で0勝0敗、2ホールド、防御率2・57。プロ初登板から無敗記録を続けていることも知られている。ただ左腕ルーキー・富田も存在感を示してきているとあって、同じ日に投げることで、指揮官の判断が下されそうだ。

 開幕まで残された時間も少なくなってきた。2023年版「勝利の方程式」の形は見えてくるか。注目の試合となりそうだ。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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