巨人―ソフトバンク  移籍後初勝利を挙げ、お立ち台で感極まる巨人・山口俊=東京ドーム【写真提供:共同通信社】 読売巨人が3投手の継投でのノーヒットノーランを達成。3対0で福岡ソフトバンクに勝利した。 読売巨人の先発は、今季初登板となる山口俊…

巨人―ソフトバンク  移籍後初勝利を挙げ、お立ち台で感極まる巨人・山口俊=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


 読売巨人が3投手の継投でのノーヒットノーランを達成。3対0で福岡ソフトバンクに勝利した。

 読売巨人の先発は、今季初登板となる山口俊。対する福岡ソフトバンクは、今季2勝1敗、防御率2.63の石川が先発。FA移籍後、右肩痛の影響で出遅れていた山口がどんな投球を見せるかに注目が集まった。

 その山口は、序盤からエンジン全開。最速150キロのストレートとキレのあるシュートを軸にした組み立てで5回までにノーヒット、7奪三振と快投を見せる。6回表には、2つの四球で2死1、3塁のピンチを迎えるも、2番・今宮をセカンドゴロに仕留め得点を与えなかった。

 山口の好投に応えたい打線は6回裏、3番・坂本が自身1カ月ぶりの7号2ランをレフトスタンへ放り込み均衡を破る。さらに坂本は8回裏にも福岡ソフトバンク4番手の森から2打席連続となる第8号ソロを放ち、この日3打点と大活躍。その中で7回からは継投策へと移り、マシソンが2イニング、そして前日1軍に復帰したカミネロが9回をピシャリと締めてゲームセット。セ・リーグの球団では史上初の継投でのノーヒットノーラン。移籍後初勝利を挙げた山口は「勝ててよかったです」と涙を見せ、「(坂本)勇人のホームランで勝ちを付けてもらってよかった」と勝利へ導いたキャプテンを讃えた。

 敗れた福岡ソフトバンクは、石川が5回2/3を6安打2失点と試合を作るも、打線が抑え込まれて援護できず。2連敗で7カードぶり、交流戦では初のカード負け越しが決まった。