「ジャパネット杯春の高校バレー 第75回全日本バレーボール高等学校選手権大会」は最終日の8日、東京体育館(渋谷区)で男女…
「ジャパネット杯春の高校バレー 第75回全日本バレーボール高等学校選手権大会」は最終日の8日、東京体育館(渋谷区)で男女の決勝が行われた。男子の都代表・駿台学園は前回大会準優勝の鎮西(熊本)をセットカウント0-2からの大逆転で破り、6大会ぶり2度目の優勝を手にした。
最後のホイッスルが鳴った瞬間、コートの選手たちはその場で大きく両手を突き上げ、ベンチから駆け寄った仲間と抱き合った。2大会ぶりに立ったオレンジ色のセンターコート。積み重ねてきた努力の全てをこの一戦に投じ、強豪・鎮西に大逆転勝利した。
流れが変わったのは第3セットだった。第1セット、第2セットを僅差で連取され、第3セットでもリードされる中、2年の亀岡が中盤に相手の2枚ブロックをこじ開けて得点し14―14の同点に。鎮西のスーパーエース舛本(ますもと)が繰り返し放つ超高校級のスパイクをリベロ布台(ふだい)のスーパーレシーブで拾う。身長192センチの1年・川野が鋭い角度でたたき込むなど反撃を開始し、25―21でこのセットをもぎ取った。
勢いが続く第4セットは190センチのエース佐藤の打点の高いスパイクが炸裂(さくれつ)した。鎮西の強烈なスパイクに対応するため、守りを固めてレシーブ率を高めるなど選手一丸の攻守でゲームを優位に運び、25―17でこのセットを奪い、フルセットに持ち込んだ。
迎えた勝負の最終セット。エースの佐藤が打ち下ろすと、吉田がツーアタックで加点。緩急織り交ぜた巧みな試合運びでリードを保ち、試合を勝ち抜けた。
胴上げで3度宙に舞った梅川大介監督。「選手たちを信じていた。『君たちは強いよ』と伝えたい」と笑顔で語った。(坂本隆浩)
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駿台学園・梅川大介監督「先輩たちの思いを背負い、有観客という舞台で勝ち切れる試合を全員でしっかりやってくれた。選手たちに感謝したい」
芹沢瑞紀(みずき)(3年)「3年間一緒にやってきた仲間と優勝できてうれしい」
竹沢幸太郎(2年)「3年生がやってきたことをできるよう頑張りたい」
佐藤遥斗(はると)(3年)「有観客で試合できたこと、支えた方に結果で恩返しできうれしい」
荒井貴穂(ひで)(2年)「大会前からみんなで話してきた優勝を達成できてよかった」
亀岡聖成(せな)(2年)「2年生という立場でセンターコートを経験できうれしい」
三宅雄大(2年)「自分も新チームを勝たせられる人間になるよう努力する」
布台聖(しょう)(3年)「下級生や監督、コーチなどに支えられて勝たせてもらった」
川野琢磨(1年)「第3セットで出たが、声掛けしてもらって思うプレーもできた」
吉田竜也(3年)「3年で初めてレギュラーとなり、こうやって優勝できたこともうれしい」
近江晴友(3年)「コートの選手に集中力と熱量があって頼もしかった」
谷本悦司(1年)「3年生が最高に喜んでいる姿を見られてよかった」
渡辺優翔(ゆうと)(2年)「パスを上げ続けた布台さんの姿がかっこよかった」
高沢大馳(だいち)(1年)「3年生を勝たせたい強い気持ちでプレーした」
秋本悠月(ゆづき)(2年)「学年関係なく仲のいいチームで、3年生を勝たせることができてうれしい」
大坪泰介(1年)「先輩たちが見せる意地に感動させてもらった」
櫻井信人(1年)「ドキドキしながら試合を見守った。来年も帰ってきたい」
坂田大武(ひろむ)(2年)「3年生の底力で優勝できた。僕らが受け継いでいく」
浅岡思道(3年)「アナリストとして優勝に貢献できたならうれしく思う」