2019年朝日杯フューチュリティS (GI)などを制したサリオス(牡5、美浦・堀宣行厩舎)が、12月21日付で競走馬…

 2019年朝日杯フューチュリティS (GI)などを制したサリオス(牡5、美浦・堀宣行厩舎)が、12月21日付で競走馬登録を抹消した。今後は北海道勇払郡安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定。同日、JRAがホームページ上で発表した。

 サリオスは父ハーツクライ、母サロミナ、母の父Lomitas。母は2012年の独オークス(独G1)覇者で、半姉は2020年の府中牝馬S(GII)を制し同年の有馬記念(GI)で2着に好走したサラキア。同牝系には2016年の独オークス馬セリエンホルデや、昨年のNHKマイルC(GI)覇者シュネルマイスターなどがいる。

 2019年6月に東京競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。続く10月のサウジアラビアRC(GIII)で重賞初制覇を飾り、12月の朝日杯FSでは後続に2馬身半差をつける快勝。3連勝でGIウィナーとなった。翌2020年の皐月賞(GI)と日本ダービー(GI)では同期の三冠馬コントレイルに続く2着入線を果たし、同年10月には毎日王冠(GII)で古馬と初対戦。4番手追走から後続を3馬身突き放し、3度目の重賞Vを飾った。

 その後も昨年の香港マイル(香G1)、今年の安田記念(GI)でいずれも3着に好走するなど大レースに参戦。今年10月には毎日王冠(GII)に出走し、馬群の間を力強く抜け出して二度目の同レース制覇を果たした。通算成績は15戦5勝。

(JRAのホームページによる)