男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は1日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク28位のG・ディミトロフ(ブルガリア)が同35位のB・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)を7-6 (7-5…

男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は1日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク28位のG・ディミトロフ(ブルガリア)が同35位のB・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)を7-6 (7-5),7-6 (7-6)のストレートで破り、2年連続の初戦突破を果たした。
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この試合、ディミトロフはファン・デ・ザンスフルプに12本のサービスエースを決められるなどリターンで苦戦するも、セカンドサービスからは52パーセントの確率でポイントを獲得し2度のブレークに成功する。しかし、自身も2度のブレークを許し2セットともにタイブレークにもつれる展開となる。それでも、ファン・デ・ザンスフルプのダブルフォルトなどで有利に進め、1時間55分で接戦を制した。
31歳で元世界ランク3位のディミトロフは今季、序盤は3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で8強入り、4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)ではベスト4進出を果たすなど好調を維持。
しかし、ウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で左足を負傷し1回戦で途中棄権するとその後不調に。計7大会に出場したものの3勝しかあげられずにいた。
それでも前週のエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)ではA・ルブレフらを下し約6カ月ぶりにツアーベスト4に進出。最後はD・メドベージェフに屈したものの、復調の兆しを見せていた。
2回戦ではラッキールーザーで出場している世界ランク59位のF・フォニーニ(イタリア)と対戦する。フォニーニは1回戦で予選から出場している18歳で同308位のA・フィス(フランス)をフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第3シードのC・ルード(ノルウェー)や第6シードのN・ジョコビッチ(セルビア)、第7シードのルブレフが3回戦進出。第10シードのH・フルカチュ(ポーランド)、第14シードのP・カレノ=ブスタ(スペイン)、世界ランク27位のD・エヴァンス(イギリス)らが2回戦へ駒を進めた。