◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 事前(1日)◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6616yd(パー72)大会4度目の参戦となる渋野日向子だが、米ツアーメンバーとして戦うのは初めてだ。2019年に初出場したときは、来日し…

米ツアー選手として日本開催の大会に出場する

◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 事前(1日)◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6616yd(パー72)

大会4度目の参戦となる渋野日向子だが、米ツアーメンバーとして戦うのは初めてだ。2019年に初出場したときは、来日した海外勢がどこか遠い存在だった。「有名な選手しか分からなかった。『テレビで見たことある人だ』って」。彼女たちと同じツアーで戦ってきた今年は直接“ウェルカム”を言える間柄の選手もできた。これまでと「ちょっと違う」感覚はある。

ルーキーシーズンを戦うに当たって、この日本開催の米ツアー出場はシード獲得に次ぐ目標でもあった。「米ツアーの選手として、この大会に出場したかった。それがツアー参戦1年目でできたのはうれしいし、そこを目標に1年間頑張って来たので喜びはあります」。母国でカットなしの4日間大会となれば、伸び伸びとプレーする姿を見せられる。「一日一日、悔いが残らないようにしたい」と話した。

瀬田ゴルフコースはジュニアの全国大会で使用されていたこともあって、なじみのある舞台。開幕2日前はグリーン周りを重点的に調整した。「グリーンの傾斜もきついので、ピンより上に乗せないようにしたい。しっかり上りのラインを打てるようにしたい」と攻略ポイントを挙げた。

「日本人にチャンスが大いにある試合。そのチャンスを生かしたいというのはありますね」とひそかに好機をうかがってもいる。「なるべくボギーが少なく、イージーなアプローチからボギーにしない、ヘマをしないように4日間できるといいな」と意気込んだ。(滋賀県大津市/石井操)