樋口久子 三菱電機レディスが開幕 女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディスが28日、埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で開幕した。前年大会覇者で今季から米ツアーを主戦場にしている渋野日向子(サントリー)は1バーディー、3…

樋口久子 三菱電機レディスが開幕

 女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディスが28日、埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で開幕した。前年大会覇者で今季から米ツアーを主戦場にしている渋野日向子(サントリー)は1バーディー、3ボギーの74で2オーバーとし、61位と出遅れた。しかし、畑岡奈紗(アビームコンサルティング)とともに久しぶりの国内参戦とあって会場にはギャラリーが殺到。入場者は今季平日開催の第1日としては最多の5587人が詰めかけ、本人も驚きの光景が生まれた。

 人、人、人……。平日とは思えない大ギャラリーが飯能に詰めかけた。午前10時、5か月ぶりの国内参戦となった渋野、山下美夢有(加賀電子)、川崎春花(村田製作所)の組がスタートする際、1番パー5はティーグラウンドからグリーンまで人であふれた。3人が第1打を打ち終えると、大きな拍手がわき起こり、渋野は笑顔でギャラリーにペコリと頭を下げた。午後2時30分頃に発表された入場者数は5587人。平日開催の第1日では今季最多の数字となった。

 その多くが渋野、山下、川崎の組につき、ラウンド後、渋野は驚きの光景を目撃したことを明かした。「1番ホールで3打目地点から後ろを振り返った時、ギャラリーさんの行列がすごすぎて、びっくりしました」。スコアは満足いくものではなかったものの、「『楽しむことを忘れないように』と思っていましたし、3パットで『ズン』という(気持ちが落ちる)場面もありましたが、ギャラリーさんに『頑張れ』と言っていただき、切り替えられました」と声援を励みにしたという。

 一方で、2年ぶりの国内参戦となった畑岡も「本当にこれだけのギャラリーの前でプレーするのは、コロナが始まる前の日本ツアーに出してもらっていたとき以来だと思うので、すごく今日の朝は緊張しましたし、ドキドキしました。ティーグラウンドの階段を上がった時ですかね。すごく囲まれている感じがあるので、緊張感はありましたね」と振り返った。土曜日に迎える第2日は天候も良好。さらに多くのギャラリーが詰めかけることになりそうだ。(THE ANSWER編集部)