NOBUTA GROUPマスターズGCレディース第3日 女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUPマスターズGCレディース第3日が22日、兵庫・マスターズGC(6585ヤード、パー72)で行われた。18位で出た22歳・西村優菜(スター…

NOBUTA GROUPマスターズGCレディース第3日

 女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUPマスターズGCレディース第3日が22日、兵庫・マスターズGC(6585ヤード、パー72)で行われた。18位で出た22歳・西村優菜(スターツ)は5バーディー、1ボギーの68で回り、通算8アンダーで首位と4打差の5位に浮上。今大会は2年連続予選落ちした苦手コースだが、「上手くマネジメントして」優勝争いに加わった。ツアー通算6勝の実力者が虎視眈々と今季3勝目を狙う。首位は12アンダーの24歳・河本結(RICOH)と19歳・川崎春花(フリー)。

 西村は、開口一番で「ピン位置が最終日のようでした」と語った。事前に、前年大会最終日に切られたピン位置を確認していたことで、そう感じたという。

「セッティングを最終日と3日目で変えたんじゃないかというぐらいです。なので、ところどころ難しかったです。その中で、上手くマネジメントしながらラウンドできたんじゃないかなと思います。バーディーパットもそこそこ決められたかなと」

 初日は「出球が右に行くのが多かった」と振り返り、それを体を閉じることを意識した練習で修正。今大会3度目の出場で初めて予選通過。この日、初めて60台でフィニッシュした。

「雰囲気なんですけど、もともとこのコースは得意じゃなく、罠というか、外しどころによってはスコアを落とすところがあって、今年も『どうやって攻めたらいいのかな』と考えながらラウンドしていて、ある意味、チャンス待ちで、我慢してラウンドしていました」

最終日のスタイルはピン位置次第「スコアをどんどん伸ばしてくれというなら…」

 この日はフェアウェーキープ率92.86%で全体1位のティーショットから得たバーディーチャンスをものにし、優勝争いに加わった。ただ、「苦手克服」の確信は持てないようで、「まだ1日あるので気が抜けないです」と笑みを浮かべた。

 昨年9月の住友生命Vitalityレディス東海クラシック最終日には、首位に5打差からの逆転優勝。西村は「欲はかいていません」と前置きして続けた。

「ピンポジが『スコアをどんどん伸ばしてくれ』というセッティングならチャンスもありますし、自分のゴルフをしっかりするだけです」

 苦手コースで、慎重にプレーしながら勝機をうかがう。(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)