富士通レディース第2日 女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディースは15日、千葉・東急セブンハンドレッドC(6689ヤード、パー72)で第2日が行われた。首位と1打差の2位で出た昨年大会女王の古江彩佳(富士通)は2イーグル、4バーディー、1ボ…

富士通レディース第2日

 女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディースは15日、千葉・東急セブンハンドレッドC(6689ヤード、パー72)で第2日が行われた。首位と1打差の2位で出た昨年大会女王の古江彩佳(富士通)は2イーグル、4バーディー、1ボギーの65で回り、通算13アンダーの単独首位。2位に3打差をつけ、日米ツアー通算9勝目に王手をかけた。

 古江がスコアを伸ばし続けた。542ヤードの1番パー5。残り97ヤードの第3打を54度ウェッジでショットインイーグル。単独首位に浮上すると、522ヤードの7番パー5第3打でも、スーパープレーを見せた。グリーン手前から残り63ヤードのアプローチ。58度ウェッジで高さを抑え、かつスピンをしっかりと利かせた球はグリーンに着弾すると、ゆっくりとカップに消えた。

「イーグル2個ともショットで入ったのが大きい。2つともいい感じ。打った感触もよかった。イーグルはたまたまです(笑)。狙って入るわけではないので、神様が入れさせてくれたのかなと。ラッキーもありながらバーディーも獲れたのはよかった。うまく打てたショットがたまたま入ってくれた。今日は2日目なので自分のプレーにしっかり集中できればと思っていました」

 謙虚に振り返った22歳。運を上げるためにやっていることを問われると、「あまり怒らない。クラブに大きく当たらないことを心がけています」と笑った。

 今季から米女子ツアーを主戦場とし、7月のスコットランド・オープンで同ツアー初優勝。難コースでグリーン周り、ショットの精度がアップした。フルスイングをしない距離はもともと得意ではなかったが、海外では日本以上に必要になる距離。練習を繰り返し「まだ身についたかわからないけど、今のところは経験が生かせられたと思う」と成長を実感した。

 所属先主催のホステス大会となった約3か月ぶりの国内凱旋試合。勝てば国内ツアーは昨年11月のTOTOジャパンクラシック以来となる。「明日も変わらず自分に集中して、最後もアンダーで回れるように攻めるプレーができればと思います」と力を込めた。(THE ANSWER編集部)