今週の土曜日は、中山競馬場で紫苑S(GIII・芝2000m)が行われます。 紫苑Sといえば、昨年はファインルージュが…

 今週の土曜日は、中山競馬場で紫苑S(GIII・芝2000m)が行われます。

 紫苑Sといえば、昨年はファインルージュが優勝。その後は秋華賞(GI・阪神・芝2000m)、ヴィクトリアマイル(GI・東京・芝1600m)でも2着と好走しており、今後の活躍に繋がる重要なステップレースといえそうです。

 今年のメンバーを見ても、阪神JF(GI・阪神・芝1600m)を制したサークルオブライフや、オークス(GI・東京・芝2400m)で2着と好走したスタニングローズなどが出走予定。近2年は馬券圏内に2桁人気の激走も見られるだけに、穴馬のピックアップも入念に行いたいところです。

 ここでは、今年の紫苑S「消去条件」のうち1つを無料公開します。

【条件】
前走7人気以下かつ4角14番手以下
[0-0-0-10]複勝率0%
該当馬:エコルフリューゲル、シーグラス、ライラック
※データは重賞となった16年の第1回からの過去6年間を対象にしています

 けっして逃げ馬有利なレースではないですが、それでも開幕週の内回り戦ということで、前走で後方からの競馬だった馬は割り引いてみたいところです。

 好走確率が落ちるのは、前走で4角14番手以下だった馬。とくに前走で7人気以下の低評価だった馬は、前走オークス出走の7頭をふくめ苦戦しています。

 上位人気が予想される、ライラックが消去データに該当しました。

 本馬のこれまでの成績は、芝のレースで5戦2勝。今年の初めには豪脚一閃の末脚でフェアリーS(GIII・中山・芝1600m)を勝利しており、実績はここでも上位といえるでしょう

 しかし、敗れた3戦は全て勝ち馬から1秒以上の負け。フェアリーSにしても追い込み馬が恵まれた感があり、先行して敗れたスターズオンアースはその後の桜花賞(GI・阪神・芝1600m)、オークス(GI・東京・芝2400m)で2冠達成しています。

 一方で、追い込んで勝利したライラックと3着だったビジュノワールは、その後の勝利がありません。紫苑SとフェアリーSは同じ中山開催ですが、フェアリーSは外回りの芝1600m戦。紫苑Sは内回りの2000m戦となっており、中山実績があっても少し疑ってみたいところです。