日曜日は開幕から8戦全敗となり「すみませんでした」■楽天 6ー5 DeNA(交流戦・5日・横浜) DeNAは5日、横浜ス…
日曜日は開幕から8戦全敗となり「すみませんでした」
■楽天 6ー5 DeNA(交流戦・5日・横浜)
DeNAは5日、横浜スタジアムで行われた楽天戦で9回に逆転を許して連勝が2で止まった。これで日曜日は開幕から8戦全敗と、またしてもファンに勝利を届けることはできなかった。守護神の山崎康晃投手が浅村に決勝2ランを浴びたが、三浦大輔監督が指摘したのは“四球”だった。
勝利まであと一歩だった。しかし、その一歩が遠い。「今日もたくさんのファンの方に応援に来ていただいた中で、結果こういう形になって申し訳なかったです。すみませんでした」。試合後、指揮官は頭を下げた。
初回に1点を先制。逆転されても食らいつき、勝ち越す。シーソーゲームの中で5-4の9回、山崎がマウンドに上がった。1死を奪うも鈴木大に対してだった。カウント2-2から、低めを2球見極められて四球を与えた。続く浅村に甘く入ったスプリットを完璧にスタンドまで運ばれた。
三浦監督は言う。「本塁打もそうですが、その前の四球が。もちろんヤス(山崎)も一発長打を警戒しながら、低め低めという意識は見えていましたけど……。その後の失投を見逃してはくれなかったですね」。結果的にはこれが致命的な走者となってしまった。
先発石田も2回2死から辰己に四球→マルモレホスに一時逆転弾許す
この日はコロナ陽性から約2か月ぶりの1軍登板となった石田健大投手が先発。久々の1軍登板で硬さがみられる中、1-0の2回2死から辰己に四球を与えた。そして続くマルモレホスに高めに浮いた直球を左翼席へ叩き込まれてしまった。だからこそ「健大(石田)も四球のあとの本塁打というのが反省点だと思います」と指摘した。
7戦連続無失点中だった山崎。この日が16試合目の登板だったが、失点を喫したのは3試合目。奇しくもこの3試合が全て日曜日だ。チームの命運を担うポジションを任されているからこそ、チームともに“魔の日曜”となってしまっている。
交流戦は6勝6敗のタイで残り6試合を迎える。「この悔しさをまた来週、忘れずにやり返すしかないと思います」と三浦監督。6位の阪神が1ゲーム差に迫り、正念場を迎えている。(町田利衣 / Rie Machida)