リバプールのユルゲン・クロップ監督が、今冬に加入したコロンビア代表FWルイス・ディアスを称賛した。イギリス『スカイ・スポ…

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、今冬に加入したコロンビア代表FWルイス・ディアスを称賛した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

今年1月に総額6000万ユーロ(約77億2000万円)の移籍金でポルトからリバプールへ加入したルイス・ディアスは、早速クロップ監督からの信頼を得るとここまで公式戦12試合に出場して2ゴールを記録。また、2月に行われたEFLカップ(カラバオカップ)決勝のチェルシー戦でもスタメン出場しており、加入からわずか1カ月でタイトルも獲得した。

『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じたクロップ監督は、1月の補強に消極的であることを明かしつつ、ルイス・ディアスは特別だったとコメント。同選手の安定したメンタリティを称えている。

「どの監督も1月の補強については同じことを言うだろう。するのは良いが、できるなら夏が良い。それでも、選手と契約するのには理由がある。それが選手の持っているクオリティとプレースタイルだ」

「ルイスの場合、特別だと感じたのは彼を見たとき、すぐチームに溶け込めるとわかったことだ。それは普通なら難しいが、彼は変わる必要がなかったからこそ、自信に満ちた選手がここにいる」

「彼はポルトで本当に良い時を過ごし、代表でも良いプレーをしていたから、自信満々でここに来た。そして我々が心がけたのは『こうするべき』、『ああするべき』と指導して、自信を失わせないようにすることだった。彼には自然体でいて欲しい」

「彼が精神的に問題なければ、一定のレベルですぐプレーできる選手であることは、最初に見た瞬間から明らかだった。彼がプレッシャーを感じていた場合、それを私が完全に取り除くことはできない」

一方で、クロップ監督はルイス・ディアスとの間で生じている問題についても言及。会話によるコミュニケーションがとれないとしつつ、これから改善していけると自信を示した。

「選手によって問題はまったく異なるが、ルイスの場合は明確に言葉の問題がある。私はスペイン語を話せず、彼は英語を話せない。それでも彼は学んでおり、英語が上達するまで待つしかない」

「それまでは、ここにいる多くの人たちが彼と常に話し合うことになる。時間はかかると思うし、彼は新しいクラブで人々が何を期待しているかについて考えるだろう。でも、彼は明らかに自然体だ。だからこそ、あのようなプレーができる」

「来年の夏にはプレシーズンがあり、そこで彼と一緒に細かい調整ができるだろう。まだ何も起こっていないんだ。スタートは本当に良かったが、彼は我々にとって長期的なプロジェクトであり、彼にとってもそうだろう。まだまだこれからだ」