テニス選手のブレイクスルー感染が相次いでいる。年明けと同時に始まる国別団体戦「ATPカップ」(オーストラリア・シドニー/…
テニス選手のブレイクスルー感染が相次いでいる。年明けと同時に始まる国別団体戦「ATPカップ」(オーストラリア・シドニー/1月1日~1月9日/ハードコート)に出場予定の世界ランキング5位アンドレイ・ルブレフ(ロシア)が、新型コロナウイルスのワクチンを2回接種していたにもかかわらず陽性となったと明かした。露ニュースメディア TASSが報じている。【関連記事】シャポバロフがオーストラリア入国後の新型コロナ感染者第1号に
ルブレフは自身のTwitterにメッセージを投稿。
「僕は今、バルセロナにいるんだけど、残念なことに検査で新型コロナ陽性となってしまった。症状はほとんどないよ。現在はプロトコルに従って、医師に監視してもらいながら隔離生活に入っている」
「みんなも知っているように、僕はすでにワクチン接種を終えて、“ATPカップ”や“全豪オープン”に向けた準備に入っていた。これからは回復に励み、みんなにとって安全なことが確認されたらメルボルンに向かうつもりだよ。すごく動揺しているし、何が起きているのか心配している」
ルブレフは「ATPカップ」では、世界2位のダニール・メドベージェフ(ロシア)に次ぐロシアナンバー2選手としてシングルスの試合に出場予定だった。同大会のグループステージでロシアはオーストリア、オーストラリア、イタリアと対戦する。ルブレフは先月行われた「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」では、シングルスに加えてダブルスでもプレーし、ロシアの3度目の優勝に大きく貢献していた。
新シーズン開幕に向けて、ATPランキングのトップ100選手のうち95%がワクチン接種を終えているとされる中、世界6位のラファエル・ナダル(スペイン)、世界14位のデニス・シャポバロフ(カナダ)が新型コロナ陽性に。女子でも、世界10位のオンス・ジャバー(チュニジア)、世界23位のベリンダ・ベンチッチ(スイス)が感染したことを先週明かしていた。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「全米オープン」でのルブレフ
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)