RBライプツィヒは9日、ドメニコ・テデスコ氏(36)の新監督招へいを発表した。契約期間は2023年6月30日までの1年半…

RBライプツィヒは9日、ドメニコ・テデスコ氏(36)の新監督招へいを発表した。契約期間は2023年6月30日までの1年半となる。

今月5日にジェシー・マーシュ監督を解任したライプツィヒ。バイエルンに引き抜かれたユリアン・ナーゲルスマン監督の後任として今夏に2年契約を結んだが、ブンデスリーガでは現在11位、チャンピオンズリーグでもグループステージ敗退となったため、両者合意の下で契約を解除していた。

そして、その後任に据えられたのは、過去にシャルケを指揮した経験を持つ青年指揮官のテデスコ氏だ。

イタリア出身のテデスコ氏はドイツ下部リーグのASVアイヒヴァルトで選手としてプレーも早々に選手キャリアに終止符を打つと、若くして指導者に転身。シュツットガルト、ホッフェンハイムのU-17チームでの指揮を経て、ブンデスリーガ2部のエルツゲビルゲ・アウエでトップチームを初めて指揮。

ここでの手腕が評価されて2017年には名門シャルケへのステップアップを果たし、就任初年度はブンデスリーガ2位フィニッシュに導く手腕を発揮した。だが、就任2年目は開幕から思うような戦いを見せられず、2019年3月に成績不振を理由に解任の憂き目を味わった。その後、2019年10月にスパルタク・モスクワの監督に就任。昨季のロシア・プレミアリーグでは2位に導いたが、新型コロナウイルスの影響で家族との時間が減ってしまうことに懸念を抱いた同氏は、契約を更新せず退任。現在までフリーの状態が続いていた。

なお、ライプツィヒはテデスコ氏の招へいに伴い、コーチのアンドレアス・ヒンケル氏と、GKトレーナーのマックス・ウルワンツキー氏もチームスタッフに加わることに。一方、アシスタントコーチとして直近のマンチェスター・シティ戦を暫定指揮官として率いたアヒム・バイアロルツァー氏はクラブとの話し合いの結果、このタイミングでの退団の運びとなっている。

約2年半ぶりのドイツ帰還を果たしたテデスコ新監督率いる新生ライプツィヒの初陣は、11日にホームで行われるブンデスリーガ第15節のボルシアMG戦となる。