折返しとなる今回は、チームの中堅である２，３年生の対談だ。Ｆ桂蘭（スポ３＝愛知・桜花学園）、Ｇ境美潮（スポ３＝神奈川…
折返しとなる今回は、チームの中堅である２，３年生の対談だ。Ｆ桂蘭（スポ３＝愛知・桜花学園）、Ｇ境美潮（スポ３＝神奈川・座間）、Ｇフェスターガードヤヤ（スポ２＝宮崎・小林）、Ｇ中山桂（スポ２＝愛知・桜花学園）の４人に全日本大学選手権（インカレ）への意気込みや、４年生への思いを伺った。
※この取材は11月16日に行われたものです。
他己紹介をお願いします
中山
――他己紹介をお願いします
桂 桂（中山）はバスケの時はストイックですごく考えながらプレーしているというのが伝わってきてそれが自分も見ていて楽しいです。シュートの精度もこだわっているから、一つ一つの練習の中でもシュートを落とすと悔しがっていて、決めようと頑張っている姿勢もいいなと思います。普段は美味しいものが大好きでグルメな一面があります。
境 ヤヤはチームが一番苦しい時に自分のことだけではなくて、チームのことにも目が向けられます。そこが２年生になって成長した部分だなと思っています。リーグ戦の時も自分だけじゃなくてチームのことも考えてプレーしていたのがすごいなと思っています。普段はずっとふざけています。でも普段からおしゃれで、さすがモデルをやっているだけあるなと思います。
中山 けいさん（境）は誰よりも早く来て、チーム練習の前に個人練習でシュートを打っているのが印象的です。その積み重ねてきたのが先日の東京六大学でスリーポイントを15本中８本入れるという普通ではありえない数字を叩き出していたのですごいなと思います。でも起床時チェックを忘れちゃう同盟なので、すごく親しみやすい何でも話せる先輩です（笑）。
ヤヤ ひまさん（桂）はスリーとドライブが本当にすごくて、あとは勢いがあって一緒に出ていて頼もしい人です。見ての通りめっちゃかわいくてスタイルが良くて、だからいつも見ちゃいます（笑）。 大好きです。
桂 私も大好き（笑）。
――４年生はみなさんから見てどんな存在ですか
境 やさしいです。特に栗田（有子、スポ４＝東京・明星学園）さんが面白い。
ヤヤ あと１カ月と思えないです。
中山 やめてほしくない。
ヤヤ（隣の机で色紙を書く栗田に向かって）シンさんあと１年（残って）！
全員（笑）
中山 ついていこうと思える４年生です。
――いろんな先輩から境さんと仲いいという情報を聞くのですが先輩と仲良くする秘訣は何かありますか
全員 聞きたい！
境 やさしい先輩が多いので自分の素を出すようにしています（笑）。みんな仲良くしてるじゃん。
中山 ケイさん（境）は人を引きつけるよね。掃除機。
――お三方（桂、中山、ヤヤ）は高校の後輩が今年入ってきたと思うのですが、高校の時の印象と変わるところはありますか
ヤヤ 璃梨（江頭璃梨、スポ１＝宮崎・小林）は変わらないです。
桂 そんなに印象は変わりません。２人とも（江村優有、スポ１＝愛知・桜花学園、松﨑玲那、社１＝愛知・桜花学園）高校時代からしゃべっていた子が入ってきてくれた感じだったので、よくしゃべります。でも１年生みんなかわいいからな。
「受け身っぽい自分が変われた機会だった」 （桂）
桂
――リーグ戦を振り返っていただいてチームや個人でよかったところはありましたか
境 チームでよかったところは初戦の筑波戦で、最近勝ててなかったけどチーム全員で勝てたというところです。そのあとも苦しい時でも４年生を筆頭に、前を向き続けて最後まで戦い続けられて最後の試合も勝てたのはよかったと思います。
ヤヤ 個人としてはどんな相手に対しても挑戦し続けられたかなと思っています。
中山 トーナメントの時に下がり調子になって行ってしまった部分があったので、リーグ戦中はとにかく自信を持ってやっていました。試合に出れない時もなんで出してくれないんだくらいのメンタルででき、それをリーグ戦中続けられたので収穫だったなと思います。
桂 自分はけがからスタートしてしまったリーグだったんですけど、声とかみんなを支えるというところで力を出そうと思いました。みんなから「あの声で助けられました」って言われるのがうれしくてもっと出そうと思えて、それが受け身っぽい自分が変われた機会だったかなと思います。
――課題となった部分はありましたか
ヤヤ 出だしと、この試合はよかったけどこの試合はよくなかったという感じの波があると思います。
全員 そうだね。
「（４年生が）最後に笑って終われるように 」（境）
境
――インカレのチームとしての目標を教えてください
全員 日本一です。
――個人としての目標はありますか
ヤヤ 初戦からぶっとばしていきます。あとどのチームよりも楽しみます。
桂 リーグ戦とは違って連戦なので切らさずに最初から飛ばしていけるように元気に盛り上げます。
中山 プレータイムをもらった時は自分の仕事を全うするのはもちろんだけど勢いをもたらしたり、リバウンドとかで波に乗るようなプレーをするのが仕事だと思うので、そういったプレーを出せるようにやっていきます
境 ４年生最後の大会なので最後笑顔で終えられるようにできることをやり続けます。
ヤヤ本当に最後なのか。（隣の机で色紙を書く栗田に向かって）シンさんやっぱりあと１年！
――４年生と戦う最後の大会になりますが特別な思いはありますか
桂 絶対最後は笑って終わってほしいです。
中山 たくさん勝って、なるべくいっぱい４年生と試合したいね。
――インカレでキーマンになるような選手はいますか
境 私はやっぱり神山（夢来主将、スポ４＝埼玉栄）さんです。最後だしキャプテンだし、意地を見せてくれると思います。
桂 大原（咲織、スポ４＝東京成徳高）さんです。けがして去年できなかった分、出し切って笑って終わってほしいなと思います。
中山 ゆうさん（大原）ですかね。留学生がいないので戦えるのはゆうさんしかいないので、ゆうさんの負けず嫌いが発揮した試合、山梨学院戦とかはチームも爆発していたのでそこが肝かなと思います。
ヤヤ 一緒です（笑）。
ヤヤ
――インカレまでチームや個人としてどんな期間にしていきたいですか
境 自分が声を出し続けてチームが上がっていけるような練習環境を作っていきたいです。
ヤヤ 自分の最大限を出し続けられるように、気持ちのコントロールや自信を持って臨めるように、シュートの確率を上げて安定したシュートを打てるようにしていきます。
中山 まだ六大学が続くのでシュートを決めきるところとか、いい判断をし続ける所だったりをしてインカレでも成長できるようにとことんやっていきます。
桂 チームを盛り上げるのはもちろんだけど、一人一人に声をかけて、一人一人のモチベーションをピークに持っていけるように、サポートしていきたいと思います。
――ありがとうございました！
（取材・編集 永田悠人、落合俊、冷水睦実）
左から「貪欲」（中山）、「笑顔」（桂）、「ほんっっっとに４年生大好き！！！！！！！」（境）、「自信」（ヤヤ）。
◆中山桂（なかやま・かつら）（※写真左）
２００１（平１３）年６月１２日生まれ。１６８センチ。愛知･桜花学園高出身。スポーツ科学部２年。コートネームはソラ。自身のプレーを「勢いがすごい」と分析する中山選手。対談の質問にもノリノリで答えてくれました。
◆桂蘭（かつら・らん）（※写真左から２番目）
２０００（平１２）年６月２日生まれ。１７５センチ。愛知･桜花学園高出身。スポーツ科学部３年。コートネームはヒマ。笑顔を絶やさず、落ち着いて話してくれた桂選手。今はけがで試合に出ることはできませんが、声がけでチームに自信を与えます。
◆境美潮（さかい・みしお）（※写真右から２番目）
２０００（平１２）年８月７日生まれ。１６１センチ。神奈川・座間高出身。スポーツ科学部３年。コートネームはケイ。誰とでも仲の良い境選手。学年関係なくたくさんの人とご飯を食べに行っているようで、どの対談でも「仲の良い人」で名前が挙がっていました。
◆フェスターガードヤヤ（ふぇすたーがーど・やや）
２００２（平１４）年１月２４日生まれ。１６６センチ。宮崎・小林高出身。スポーツ科学部２年。コートネームはロワ。高校の後輩である江頭選手は高校時代はよく怒られていたそうです。しかしそんな姿が想像できないほど、明るく、ずっと楽しそうに話してくれました。
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