森翔平(もり・しょうへい)
●守備 投手 ●身長・体重 177cm・80㎏
●生年月日 1998年1月1日 ●三菱重工West
●球歴 鳥取商高→関西大→三菱重工west
●出身地 鳥取県 ●投打 左左


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 最速150キロの速球を投げる本格派左腕。カットボールでタイミングを外したり、チェンジアップやカーブで緩急をつけた投球ができるのも強みだ。

 高校時代は全国的に無名の存在だったが、関西大で成長を遂げ、4年秋にはエース格に。一昨年の明治神宮大会では初戦の金沢学院大戦で9回途中無失点の好投を見せるなど、47年ぶり決勝進出の原動力となった。

 当時から140キロ台後半の球質の良いストレートを投げており、2年後のドラフト1位候補として鳴り物入りで三菱重工神戸・高砂に入社した。

 入社早々からエースとなったが、1年目は社会人の洗礼を浴びる。負ければ敗退が決まる都市対抗野球大会近畿地区二次予選第4代表決定トーナメント3回戦では、日本生命を相手に1点リードの9回裏二死一塁から逆転サヨナラ2ラン本塁打を打たれて、全国大会への道を閉ざされた。都市対抗野球大会ではNTT西日本の補強選手として出場したが、思うような結果を残せず、悔しさの残る1年となった。

 グループの野球部再編により三菱重工Westとして再スタートを切った2年目も、重要な試合で勝ち切れない印象が拭えなかったが、9月27日に行われたパナソニックとの都市対抗野球大会近畿地区二次予選第3代表決定戦で殻を破ってみせた。

「チェンジアップが良くて、バッターもそれに食いついてきた。これまでで一番良かったと思います」と変化球主体の投球で、相手打線を翻弄した。ストレートも要所でコースに決まり、3安打10奪三振で1対0の完封勝利。チームを2年ぶりの都市対抗に導いた。

 ドラフト会議前最後の公式戦で大仕事をやってのけた森。スカウトへのアピールにも成功し、「後は祈るだけだと思います」と運命の日を待つ。

 ここに至るまでには苦い思いもたくさんしてきたが、「色んな経験をしてきて、大学よりはしっかり考えて成長していると思う」と全てを力に変えてきた。「今日みたいに1対0で勝てるようなピッチャーになりたい」と理想を掲げる森の今後が楽しみだ。

文・写真=馬場遼