第89回選抜高校野球は大会6日目の24日第2試合から2回戦が始まり、昨秋の明治神宮大会を制した優勝候補の履正社(大阪)が呉(広島)に1-0で勝利。初回に挙げた1点を右腕・竹田が守り、“スミ1”で準々決勝進出を決めた。■初回の1得点を守り抜く…

第89回選抜高校野球は大会6日目の24日第2試合から2回戦が始まり、昨秋の明治神宮大会を制した優勝候補の履正社(大阪)が呉(広島)に1-0で勝利。初回に挙げた1点を右腕・竹田が守り、“スミ1”で準々決勝進出を決めた。

■初回の1得点を守り抜く快投、呉もエース池田が6安打1失点の好投

 第89回選抜高校野球は大会6日目の24日第2試合から2回戦が始まり、昨秋の明治神宮大会を制した優勝候補の履正社(大阪)が呉(広島)に1-0で勝利。初回に挙げた1点を右腕・竹田が守り、“スミ1”で準々決勝進出を決めた。

 履正社は初回、1死から溝辺が四球で出塁すると、安田のニゴロで2死二塁に。ここで4番・若林がタイムリーツーベース。先制点を奪った。

 その後は竹田、呉・池田の投手戦に。履正社は3回に1死一、二塁のチャンスを作るも、若林の右飛で二塁走者が戻りきれずダブルプレー。4回も1死二、三塁としながら、片山が三振、西山が二ゴロに倒れる。池田が踏ん張り、追加点を与えない。

 一方、呉打線も5回に2死一、二塁としたが、上垣内が遊ゴロ。6回は2死から四球で走者を出しながら、近藤が投ゴロに倒れた。7、8回は3者凡退。履正社・竹田は味方打線が2回以降は無得点に抑えられる中、9回も3者凡退に抑え、最後まで1点のリードを守りきった。

 竹田は9回120球、2安打4奪三振2四死球で無失点の完封勝利。快投でチームを8強に導いた。呉の池田も履正社打線を相手に8回6安打1失点の快投を見せ、好ゲームを演出した。