待望の一発が飛び出したN・アレナド(写真提供=Getty Images)「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下WBC)1次ラウンドプールCの最終戦が現地時間3月12日に行われ、ここまで1勝1敗のアメリカとここまで…

待望の一発が飛び出したN・アレナド(写真提供=Getty Images)

「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下WBC)1次ラウンドプールCの最終戦が現地時間3月12日に行われ、ここまで1勝1敗のアメリカとここまで2連敗のカナダが対戦した。

 勝てば2次ラウンド進出が決まるアメリカが序盤から、カナダ先発のMLB通算132勝のデンプスター(元レッドソックス)に襲いかかる。1回裏一死満塁のチャンスから、5番のE・ホズマー(ロイヤルズ)がセンターに弾き返す2点二塁打で先制。さらに7番のB・ポージー(ジャイアンツ)の内野ゴロの間に1点を加えてこの回3点を奪う。

  2回裏も一死一・三塁とチャンスを作ると、今度は、2015年2016年の2年連続でホームラン、打点の二冠王に輝いた4番のN・アレナド(ロッキーズ)がレフトスタンドへ3ランホームラン。初戦で執念の振り逃げを見せた主砲に待望の一発が飛び出し、アメリカがさらにリードを広げる。さらにポージーのタイムリーヒットでも追加点を奪い、アメリカ代表が7点のリード。7回にも、ポージーが本塁打を放ってダメ押し、アメリカが大量リードで試合を決めた。

 投げても、大量援護を受けたアメリカ先発のD・ダフィー(ロイヤルズ)が、昨年メジャーで12勝をあげた実力の片鱗を見せ4回7奪三振で無失点の好投、最後は8回から登板したN・ジョーンズ(ホワイトソックス)が試合を締め、8対0でアメリカが勝ち今大会2勝目をあげた。アメリカは1次ラウンドプールCで2位となり3戦全勝のドミニカ共和国と共に2次ラウンドプールF進出が決定した。