昨季はプロ4年目で初めて2ケタ勝利を逃した藤浪晋太郎。やや不本意な2016年だったが、その一方で収穫もあった。9月14日、広島戦の初回で鈴木誠也3球目に投げ込んだストレートは160キロを計測。ルーキーイヤーから年々上昇している最高球速を更新し、由規、大谷翔平に続いて日本人投手として3人目の大台に到達した。WBCでは球威が売りの投手が数多く出場する予定だが、藤浪のストレートはそんな剛腕たちのボールに引けを取ることはない。

 また藤浪の特徴として、打球がゴロになりやすい傾向がある。ゴロの割合は昨季NPBの規定投球回到達した投手で2位にランクインした。WBCでは菊池涼介、坂本勇人、松田宣浩といった球界屈指の内野手がそろい、堅い守備で藤浪のピッチングをサポートしてくれるはずだ。

 今大会が初めてのWBC出場となる22歳の藤浪。自身の持ち味を大舞台で発揮できるか、そのピッチングに注目したい。

文:データスタジアム 
グラフィックデザイン:相河俊介