プロ1年目20勝をあげる衝撃のデビュー。以後球界を代表する投手として活躍し、2009年に33歳でメジャーに挑戦。

2013年にはレッドソックスへ移籍し、ワールドシリーズ制覇へと導いた。

今季からMLB最強チームであるシカゴ・カブスへ移籍した、メジャー屈指のアラフォー右腕だ。

Vol.1の今回は、25年間に渡り、アスリートを取材してきたスポーツジャーナリスト生島 淳が、40歳を超えて第一線に立ち続ける闘志に迫る。

 

メジャー屈指の成績を上げ続けるアラフォー右腕「上原浩治」

生島>
まずですね、この数字何を思い浮かべますでしょうか?(42を出して)
 
上原>
永久欠番ですね。(ジャッキーロビンソン:メジャー初のアメリカ系選手)
 
生島>
そうですよね。実は僕も 最初それを思ったんですよ。
42歳を迎えられるとのことなんですけど、ご自分の年齢を意識されることはありますでしょうか?
 
上原>
いや、周りが言うんでね。 自分は意識はしてないですけど、周りが年齢のことを行ってくるのでそういう時に初めて、あ、おっさんだなって。
 
生島>
上の選手はもう、年齢的に上の選手はコローン。
 
上原>
3人くらいしかいないですよ。 コローンとイチローさんとディッキーくらいじゃないですかね。
 

 

メジャーリーガー上原が第一線で活躍できる理由とは

生島>
いまだにメジャーリーグで評価が高く、第一線で活躍できる秘訣はご自分では?
 
上原>
うーん。まあ、野球が好きだっていうことじゃないですかね。
野球が好きで、負けず嫌いで、野球終わったら何も正直自分には他に進む道がないと思ってるんで。
例えば、野球をとりあえず現役で頑張ることが大事だと思って、ずっとやっているので。
 
生島>
野球へのポジティブな気持ちがずっと続いているっていう?
 
上原>
まあ、アメリカに来て本当に1年2年で終わると思っていましたから。 正直そういう気持ちで来ましたからね。 それがまだこうやってできてるってすごい嬉しいことですし。
 
(2017年1月都内で自主トレを行っていた。トレーニングはインターバル走など走り込みが中心。)
 
上原>
まあ、正直今から技術なり体力なり伸びるかって言ったら、伸びないと思います。正直なところ。
体力を維持することが大事だと思っています。
 
生島>
落とさないっていうことですよね。
 
上原>
まあただ今年に限って言えば、練習量をすごい増やしているんで。
 
生島>
その意図は?
 
上原>
もう一回基本に返ろうと思って。走り込みをすごい増やしましたね。
 
生島>
きついですかやっぱり?
 
上原>
きついですね。それはもうきついですよ。走ってるだけって何も面白くないですからね。
でもそこをやっぱり我慢してやらないと、伸びていくとは思わないですし、維持できるとも思ってないんで。
 

 

上原がメジャー5年目の2013年ワールドシリーズ優勝を振り返る

生島>
今振り返られて、あの体験っていうのは?
 
上原>
もうあれは説明できないですね。 経験した人にしかわからない喜びっていうか、あの雰囲気ですよね。
 
生島>
もう一回味わいたいという強い想いが?
 
上原>
まあ確かにしんどかったですけど、しんどかった以上に、 やっぱりあのパレードもすごい良かったですし、うん。 もう一回味わいたいですね。
 
生島>
どうですか、年齢を重ねることでのプラス面マイナス面、色々あるのかなと思いますけど、上原さん自身はどういう風に感じていらっしゃいますか?
 
上原>
まあ経験値は上がりますよね。間違いなく。
うん、やっぱり経験しないことにはまずあのことを語ることはできないですし、 あのイチローさんですらまだワールドシリーズ経験していない訳ですから。 そういう意味ではやっぱり、経験が財産だと思いますよね。