「WTA1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月10日~5月16日/クレーコート)大会3日目の12日、女子シングルス2回戦で第2シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が世界31位のジェシカ・ペグラ(アメリカ)と対戦。大坂は6-7(2)、2-…

「WTA1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月10日~5月16日/クレーコート)大会3日目の12日、女子シングルス2回戦で第2シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が世界31位のジェシカ・ペグラ(アメリカ)と対戦。大坂は6-7(2)、2-6のストレートで敗れた。【関連記事】苦手サーフェス克服に挑む大坂なおみ「クレーシーズンにワクワクしてる」

大坂の滑り出しは順調だった。第1セットでは、4本のサービスエースをはじめ、スタッツのほぼすべてで相手を上回る。自身の最初のサービスゲームをラブゲームでキープすると、続く第2ゲームを早くもブレークし、3ゲーム連取でリードを奪う。しかし、試合途中から大事なところで決め切れないことが増えていく。第5ゲームでブレークバックされてイーブンに。それでも第10ゲーム、そして第12ゲームでセットポイントを得たが、合わせて3つあったチャンスをモノにできずタイブレークに持ち込まれる。すると2-2から5ポイント連取され、第1セットを失った。

優勢に進めていたセットを奪われてしまったためか、第2セットは一転、アンフォーストエラーが増え、ほぼすべてのスタッツで相手の後塵を拝することに。最後はサービスゲームを3つ続けてブレークされ、1時間近かった第1セットに対し、第2セットは30分あまりで終了となった。

大坂がペグラと対戦するのは2年ぶり2回目。前回の2019年「北京オープン」では大坂が6-3、7-6(5)で勝利していた。

「全米オープン」と「全豪オープン」で2回ずつ優勝しているように、ハードコートで強さを誇る大坂だが、経験の少ないクレーでは先日の「WTA1000 マドリード」で2回戦負けを喫するなど苦戦。マドリード大会後、クレーコートではポイントの組み立て方がハードコートと異なるため、「思考停止になってしまい、ミスをしやすくなる」と話していた。「全仏オープン」に向けて、この経験を今後に生かしてほしいものだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「WTA1000 ローマ」での大坂なおみ

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)