プレジデンツカップでチームメートだったニーマンが証言 男子ゴルフの海外メジャー・マスターズで日本人男子悲願の海外メジャー初優勝を果たした松山英樹(LEXUS)。物静かでストイックなイメージの強いマスターズ王者のお茶目な横顔を、かつてのチーム…

プレジデンツカップでチームメートだったニーマンが証言

 男子ゴルフの海外メジャー・マスターズで日本人男子悲願の海外メジャー初優勝を果たした松山英樹(LEXUS)。物静かでストイックなイメージの強いマスターズ王者のお茶目な横顔を、かつてのチームメートが証言し、海外メディアで注目を集めている。

「ヒデキ・マツヤマはコメディアンか? マスターズ王者はただただ笑顔をもたらすかもしれない」と見出しで特集しているのは、米専門メディア「ゴルフ.com」だった。

 松山の愉快な一面を紹介しているのは22歳のホアキン・ニーマン(チリ)だった。チリ人で初めてPGAツアーを制し、最新の世界ランクで30位の新鋭はこう証言している。

「本当に面白かったんだよ。ほとんど面識のない状態だったから、お互いのことを良く知らなければいけなかった。全部一緒に過ごしたんだけれど、会うたびに僕に、“レッツゴー・ニーマン”って言ってくるんだよ。ほとんど何も話さない人の言葉だから面白いんだよ」

 2019年にオーストラリアで行われた大陸別対抗戦「プレジデンツカップ」で世界選抜チームの一員として、松山とともにプレーしたニーマンは普段は寡黙な男がにじませるユーモアにはまった様子で、こう振り返っていたという。

「彼とプレーした時に、彼は最高だったよ。彼のキャディーもね。一緒にプレーして、メチャクチャ楽しかったよ。もちろん、言葉は多くないけれど、お互い理解できた。笑ったり、可笑しなことが起こると、目を見れば分かった」

メキシコ人選手もお茶目な一面紹介「実際のところすごく愉快だよ」

 7歳年上の松山への愛を隠そうとしなかったニーマンだが、同じくプレジデンツカップの世界選抜の一員だったエイブラハム・アンサー(メキシコ)もまた、松山のお茶目な一面を証言しているという。

「彼は実際のところすごく愉快だよ。彼はあまり英語については得意ではないけれど、最高の時間を過ごしたんだ。チームメートとしても最高で、間違いなく偉大なプレイヤーで、ね。第一線で長く活躍しているけれど、まだまだ若いし、クールな男なんだよ」

 記事では「面白い? マツヤマが? ジョークに違いない」と普段の真面目な王者の佇まいとのギャップを強調する一方で、ツアーで凌ぎを削るライバルも、松山の独特なユーモアに魅了されている様子だ。(THE ANSWER編集部)